音痴だからカラオケで歌うのが恥ずかしいと悩んでいませんか?
飲み会の二次会や会社のお付き合いなど、カラオケに誘われる機会は多々あります。
そんな時、音痴だから行きたくないと断るのは難しいです。さらにカラオケに行って自分だけ歌わないのはもっと難しいです。カラオケは誰でも歌わなくてはいけない独特の空気があります。
音痴な歌を披露して恥ずかしい思いをすると、もう二度とカラオケに行きたくなくなるでしょう。
カラオケを楽しむためには、ずば抜けて歌が上手である必要はありません。音痴でなければ良いのです。普通に歌うことができれば良いのです。
そこで今回は、音痴を克服して普通に歌えるようになるための方法をご紹介したいと思います。
意外と簡単にカラオケ音痴が治るコツがあります。音痴が恥ずかしくてカラオケが憂うつなら、ぜひ参考にしてみてください。
カラオケ音痴の原因を追求する
自分は音痴だと思っている人はたくさんいます。でも、一口に「音痴」と言っても実はいくつかの種類の音痴があるのです。
カラオケ音痴を克服するためには、自分がどんなタイプの音痴なのか、何が原因で音痴なのか知ることがとても重要です。
原因がわからずに歌っていても、音痴を直すことはできません。
原因を突き止めることができれば効果的な克服方法がわかってくるでしょう。
自称音痴の人は大きく2つのケースに分けることができます。
1つは、本当は音痴ではないケースです。
もう1つは、感覚性音痴、運動性音痴、音域音痴、リズム音痴の4つの音痴です。
本当は音痴ではないケース
恥ずかしいほど音痴だと思っていても、実は音痴ではないケースが多いです。
「緊張している」「歌詞を覚えていない」ために、上手く歌えないだけなのです。
緊張している
「学生時代はカラオケが上手かったのに、久しぶりにカラオケに行ったら音痴になっていた」ということはありませんか?
それは、緊張しているから上手く歌えていないだけかもしれません。
頻繁にカラオケに行っていた学生の頃は、カラオケに慣れていたので緊張していなかったのでしょう。仲間だけで行くカラオケはあまり緊張しなかったのかもしれません。
しかし、社会人になって久しぶりのカラオケ、さらに会社の上司や先輩がいる前で歌うと、誰でも緊張してしまいます。
だから調子はずれな歌い方になってしまうのです。
「カラオケで歌ったら音痴で恥ずかしかった」という人は、同じ歌をお風呂で歌ってみてください。
同じように調子はずれの歌になっていたら音痴と言えますが、もしカラオケの時よりも上手に歌うことができたら音痴ではありません。
カラオケに行く機会を増やして、人前に立つこと、歌うことに慣れていけば上手く歌えるようになるでしょう。
歌詞を覚えていない
音痴ではないのに音痴だと思い込んでいる人に多いのが、歌詞を覚えていないケースです。
カラオケのモニターには歌詞が出てくるので、歌詞を覚えていなくても歌うことができます。だから、サビの歌詞くらいしかわからなくても、とりあえず歌ってみることが多いでしょう。
でも、カラオケで歌詞を見ながら歌うのは意外と難しいです。
歌うスピードに合わせて歌詞の色が変わってくるので、遅れないように歌わなければなりません。
ほとんど歌詞がわかっていれば、それほど歌詞だけに集中することはありませんが、歌詞が全然わからないと歌詞を追うことばかり集中してしまいます。
そうすると、音程やリズムなどは疎かになってしまうでしょう。
音程が上がるべきところで下がってしまったり、フレーズのはじめのリズムが遅れてしまうと音痴に聞こえます。
歌詞がわかっていれば音程やリズムを正しく歌うことができるのに、歌詞を覚えていないから音程もリズムもぐちゃぐちゃになってしまうのです。
「カラオケで歌ったら音痴だった」という人は、カラオケで音痴だった曲を鼻歌で歌ってみてください。
鼻歌なら歌詞がないので、純粋に音程とリズムの良し悪しを知ることができるからです。
鼻歌で歌ってみて、音程やリズムがおかしくなければ、音痴とは言えないでしょう。
歌詞がわかる曲だけをカラオケで歌うようにすれば、恥ずかしい音痴にはならないはずです。
このように、自称音痴の人の多くは、上記のように音痴だと思い込んでいるケースがあります。
緊張していなければ上手く歌える人、歌詞がわかるなら上手く歌える人は、音痴とは言えないでしょう。
4つの音痴であるケース
緊張していなくても、歌詞がわかっていても音痴という人は、本当に音痴なのかもしれません。
その場合には、あなたがどんなタイプの音痴なのか突き止めましょう。
音痴克服のためにはとても重要なことになります。
音痴には「感覚性音痴」「運動性音痴」「音域音痴」「リズム音痴」があります。
感覚性音痴
感覚性音痴とは、正しい音を認識することができない音痴です。耳音痴と言われることもあります。
「ド」と「レ」の音を聞いても、どちらの音が高いのか判断できないのです。
だから、正しい音を発声することができません。
「ド」の音を出そうとして「レ」の音を出していても、自分では「ド」を出していると思っているのです。
カラオケで普通に歌えていると思っているのに「音がずれている」と指摘されるなら、感覚性音痴でしょう。
歌う練習よりも、音をよく聞く練習をする必要があります。
運動性音痴
運動性音痴とは、正しい音を発声しようとしても正しく発声できない音痴です。喉音痴と言われることもあります。
感覚性音痴とは違い、正しい音を認識する能力はあります。でも、それを自分の声にして出すことができないのです。
カラオケで歌っていて「音がずれて気持ち悪い」と感じても、なかなか音程のずれを直すことができないなら、運動性音痴と言えるでしょう。
音程がずれるのは、喉が閉まって喉声になっているからです。
喉を開いて正しい発声することが音痴克服のコツです。
音域が狭い音痴
人にはそれぞれ音域があります。音域とは、無理なく発声できる最低音から最高音までの範囲のことです。
音域が狭いことによる音痴もあります。
正しい音を認識する能力と、その音を発声する能力があっても、出せる音の範囲が狭いため、高音や低音部分にくると、音程が不安定になったり出せなくなるのです。
だから音程が合っていない音痴の状態になってしまいます。
高いキーや低いキーになると急に下手な歌い方になってしまう人は、音域が狭い音痴でしょう。
克服方法は、自分の音域を知り、その音域に合った選曲をすることです。
リズム音痴
リズム音痴とは、正しいリズムを取ることができずにテンポがずれてしまう音痴です。
リズムがバッチリ合うとかっこいいですが、リズムがずれると本当にかっこ悪くて恥ずかしいです。
また、音程は正しく取れていても、リズムがずれてしまうと、音程もずれてしまいます。
つまり、リズムが上手く取れていないと、リズムも音程もボロボロになって音痴になるのです。
フレーズの頭のリズムが合わない、アップテンポの曲になると遅れてしまう人は、リズム音痴の可能性があります。
正しく一定のリズムが刻める練習をすれば、リズム音痴を克服できるでしょう。
カラオケ音痴を直すコツ
一口に音痴と言っても4つの音痴があることがおわかりいただけたと思います。
あなたはどのタイプの音痴に当てはまるでしょうか。
次は、それぞれのタイプの音痴に対する克服のコツをご紹介していきたいと思います。
感覚性音痴の克服方法
感覚性音痴は歌うことではなく、聞くことに問題があるタイプの音痴です。
克服するためには、聞く力を鍛えることが大切です。
音を正しく認識する練習をしていきましょう。
ピアノアプリで音を確認する
音程を聞く力を鍛えるために必要なのはピアノです。
ピアノがなくても心配ありません。無料のピアノアプリがたくさんあります。
まず、ピアノアプリを準備しましょう。
「ドレミファソラシド」と鍵盤を弾き、一つ一つの音をしっかり聞きます。このとき目をつむって聞くと良いでしょう。
次に、目をつむって適当に鍵盤を弾きます。その音を聞き、どの音なのか発声します。
目を開けて鍵盤を見て、その音が合っているか確認しましょう。
「ド」と発声して、ちゃんと鍵盤で「ド」の音を弾いていたら、正しく音が認識できていることになります。
「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」の音が単独でわかるようになったら、次は音を増やしていきます。
また目をつむって「ドレドレドレ」「ミファミファミファ」などと2つの音を弾き、どの音か発声してみましょう。目を開けて鍵盤を見て合っているか確認します。
2つの音の認識もできるようになったら、「ドレミドレミ」「ミファソミファソ」など3つの音、4つの音と増やしていきましょう。
シンプルな練習ですが、これで音の距離感がわかってきます。
自分の音程のずれにも気付き、修正できるようになるでしょう。
運動性音痴の克服方法
運動性音痴は、発声に問題があるタイプの音痴です。
克服するためには、音程が合いやすい発声を練習する必要があります。
その練習のコツは「ハミング」と「録音」です。
ハミングで歌う
音程を合わせるためにはハミング練習が効果的です。
歌うときは、当たり前ですが母音を発音します。母音を発音すると喉が閉まりやすくなるため、音程がずれます。
ハミングは歌詞を歌わないので、母音を発音しません。だから喉の閉まりを気にせず歌うことができます。
これで音程が合う感覚が掴めてくるのです。
ハミングだと歌詞に集中しなくて良いので、音程を合わせることだけに集中できるメリットもあります。
ハミングで音程が合うようになったら、普通に歌って練習します。ハミングで正しい音程を発声する感覚が身についているので、音程が合いやすくなるでしょう。
録音して確認する
次にすることは、自分の歌声の録音です。
運動性音痴の人は、正しく音を認識することはできます。
だから、自分の歌声を録音して聞いて、音程がずれていないか客観的に判断することができます。
そして、音程がずれていれば修正することができるのです。
スマホの録音機能を使えば、簡単に録音することができます。
歌声を録音し、再生して聞いてみます。
音程が合っていない部分があれば、その歌詞をノートに書き出しましょう。
原曲でその部分だけを聞き、音程がずれないように合わせる練習をします。
再度、歌声を録音して、音程のずれが修正されているか確認しましょう。
この「歌う→録音→確認→修正」を繰り返すうちに、音程を合わせる力が鍛えられてきます。
音域が狭い音痴の克服方法
音域が狭いために音痴になってしまうタイプもあります。
一番の克服方法は、音域を広げるためのボイストレーニングです。
最高音、最低音をもっと広げることができれば、音域の広い曲でも音がずれて音痴にならないでしょう。
でも、今回の目的は恥ずかしい音痴を克服して普通に歌えるようになることです。
普通に歌えるレベルに持っていくためには、本格的なボイトレより簡単な方法で十分です。
その方法とは、自分の音域に合った曲を選ぶことです。
音域に合った曲を選ぶ
音域が狭いから音痴になってしまう人は、自分の音域以上の歌を歌っているから音痴になるのです。つまり、自分の音域内の曲であれば音痴にならないでしょう。
でも「自分の音域なんて知らない」と思うでしょう。
少し面倒ですが、あなたの音域を調べてみましょう。
先ほど利用したピアノアプリなら簡単に音域を調べることができます。
鍵盤で「ドレミファソラシドレミファソラシド」と弾いていき、あなたが一番高く出せる音がどの音か確認します。
次に「ドシラソファミレドシラソファミレド」と弾いていき、あなたが一番低く出せる音がどの音か確認します。
音域を表すためには、以下のような音の表記をします。
ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
mid1C | mid1D | mid1E | mid1F | mid1G | mid2A | mid2B |
ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
mid2C | mid2D | mid2E | mid2F | mid2G | hiA | hiB |
ド | レ | ミ | ファ | |||
hiC | hiD | hiE | hiF |
一番低い音が真ん中の「ド」、一番高い音がオクターブ上の「ド」の場合、あなたの音域はmid1C~hiCとなります。
あなたの音域がわかったら、その音域に合った曲を選びましょう。
インターネットで「音域 検索」と検索すると、様々な曲の音域を紹介したサイトが出てきます。あなたの音域と同じ音域の曲であれば、あなたが楽に出せる音程しかないので、音程がずれることなく歌うことができるでしょう。
リズム音痴の克服方法
リズム音痴は、リズムがずれるためにリズムも音程もぐちゃぐちゃになるタイプの音痴です。
克服方法は、正確なリズムを刻む練習をすることです。
練習のコツは、メトロノームアプリです。メトロノームアプリを使って練習すれば、一気にリズム感が良くなるでしょう。
メトロノームアプリで練習する
メトロノームとは一定の間隔で音を刻む用具です。歌や楽器を練習するときに使います。
このメトロノームの無料アプリが非常に便利です。
メトロノームがなくても気軽にリズム練習することができます。
まず、メトロノームアプリを準備しましょう。シンプルなものでOKです。
このメトロノームアプリを使って、裏拍を刻む練習をしていくのです。
リズムには表拍と裏拍があります。リズム感を鍛えるためには、裏拍を刻む感覚を覚えることが大切です。
まず、メトロノームアプリを70のテンポに設定してください。
「カチ、カチ、カチ、カチ」の音に合わせて「1、2、3、4」と声に出して4つのカウントをしていきます。これが表拍です。
次に「、」の部分にもカウントを入れていきます。
「1、2、3、4」を「1 2 3 4 5 6 7 8」と8つのカウントにしていきましょう。「1 2 3 4 5 6 7 8」の偶数のカウントが裏拍になります。「2 4 6 8」だけを取り出し「1、2、3、4」とカウントしていきます。
これが裏拍の練習になります。
70のテンポに慣れたら、テンポを変えながら、裏拍を刻む練習をしていきます。
これによりリズム感が鍛えられるので、カラオケでかっこよくリズムを刻めるようになるでしょう。
本気でカラオケが上手くなりたい人必見
カラオケが下手で悩んでいいませんか?実は大勢の人が失敗した経験を持っています。カラオケは趣味に留まらず仕事やコミニュケーションで活躍するスキルの一つですよね。
少しでも上手になるにはミュージックスクールは有効で最短で効果を出す有力は方法。ただ今では多くのスクールが有り何処で学べば良いか迷う事でしょう。
当サイトで厳選したすすめのスクールを紹介していますのでご参照ください[下記記事より]
友人や同僚などとカラオケに行ったとき、歌が上手い人はとても魅力的ですよね。 恋人同士の場合も、歌が上手いとより素敵に見えるもの。逆に歌があまり上手くないと、それだけで魅力が半減してしまうかもしれません。 「歌がうまくなりたい」「[…]
まとめ
今回は、恥ずかしいカラオケ音痴に悩んでいる人に向けて、音痴を直す克服方法をご紹介してきました。
カラオケ音痴と思っていても、実は緊張しているだけ、歌詞がわからないだけというケースも多いです。その場合は、ちょっと練習しただけで音痴を克服することができるでしょう。
そうではない人は、音程音痴、音域音痴、リズム音痴という3つの種類の音痴のいずれかです。自分の音痴タイプを突き止めて、その克服方法を実践してみてください。
カラオケ上級者までのレベルにはなれなくても、音痴で恥ずかしい思いはしなくなるはずです。カラオケの苦手意識がなくなり、カラオケを楽しめるようになるでしょう。