カラオケには、歌いやすいキーに変更できる機能がついていますよね。
原曲よりもキーを上げたり下げたりすることで、無理なく歌えるようになるでしょう。
カラオケで上手く歌うカギはキー調整にあると言っても過言ではないほど、とても重要なものです。
しかし、いざカラオケでキー変更しようとすると、キーが低いときは上げるべき?下げるべき?など迷ってしまうもの。
カラオケキーの変更基準や合わせ方がわからないと上手く変更できないですよね。
そこで今回の記事では、カラオケキーの「変更基準」「合わせ方」について解説したいと思います。
変更基準は、「音域」「苦手な部分」「得意な部分」」「換声点」の4つのポイントをおさえると良いでしょう。
合わせ方は、「原曲キー」→「±2~3」で調整していくとスムーズです。
具体的な方法をご紹介していきますので、カラオケキーが変更できない…という方も、自分に合ったキーに変更するコツがわかるでしょう。
カラオケキー変更できない!キーを上げるとは?上下合わせ方がわかない
カラオケで上手く歌うためには、キー調整機能を上手く使いこなすことが大切です。
ハイトーンボイスのアーティストの曲も、自分の出せる声の範囲に合わせたキーにすることで上手く歌えるでしょう。
「そもそもカラオケキー調整の意味がわからない」「カラオケのキーって何?」という方は、こちらの記事「カラオケキーの基礎知識を解説」をご覧ください。
キーとは曲全体の高さであること、キー一覧やキー調整のメリットデメリットなど詳しい情報をお伝えしています。
しかし、カラオケキー調整の必要性がわかっていても、上手く変更できないという方もいるでしょう。
以下のように「キー変更の基準がわからない」「キー変更の方法がわからない」という方は多いのではないのでしょうか。
カラオケキーは下げるべき?上げるべき?キー変更の基準がわからない
カラオケキーを変更したいと思っても、何を基準に変更すれば良いのでしょうか。
高音部分が高すぎて歌いにくい時はキーを下げるという大まかな知識はあっても、正しい調整基準はいまいちわからないですよね。
カラオケキーの変更基準を知り、歌う前にスムーズに変更できるようにしておきたいですね。
カラオケキーの上下の合わせ方は?キー変更方法がわからない
変更基準がわかっても、実際に合わせてみると高すぎて歌いにくいくかったり、低すぎて歌いにくいことがあります。
キー調整をする度に迷ってしまい、場の雰囲気を盛り下げてしまう…なんてこともあるでしょう。
カラオケキーの上下の合わせ方は具体的にどうすれば良いのでしょうか。
自分の歌いやすいキーの合わせ方、変更方法を知っておきたいですね。
このように、カラオケでキー変更をしたいと思っても「変更基準」「合わせ方」がわからないと上手く変更できないでしょう。
かえって間違ったキーに変更してしまい、上手く歌えなくなるかもしれません
次の章では、このような疑問を解消するために「カラオケキー変更基準」「変更方法」についてご紹介したいと思います。
カラオケキーの変更基準!上げる、下げるは4つのポイントで決めよう
カラオケキーの変更基準や変更方法がわからないと、自分に合ったキーに調整して歌うことができません。
反対に「変更基準」「変更方法」のコツさえわかってしまえば、どんな曲でも合わせ方が攻略できるので、歌えない曲が激減するでしょう。
ここからは、まず「カラオケキーの変更基準」についてご説明したいと思います。
「サビの高い部分が歌えないから何となくキーを下げてみる」「ハイトーンボイスのアーティストだからキーをたくさん下げて歌ってみる」など、適当にカラオケのキー調整しているかもしれません。
適当に調整してもバッチリ合うこともありますが、合わないほうが多いでしょう。
キー調整が上手くいなないのは、キー変更の基準がわかっていないからです。
逆に、キー変更の基準をおさえてしまえば、どんな曲でも自由自在にキー調整できるようになるでしょう。
カラオケキーの変更基準として考えたいのが、「音域」「苦手な部分」「得意な部分」」「換声点」の4つのポイントです。
1つずつ詳しくご説明していきますね。
ここではキー変更する考え方についてお伝えしますので、実際に変更する方法や合わせ方は次の章でお伝えしていきたいと思います。
①音域を基準にカラオケキーを変更する
カラオケキー変更基準の1つ目は、音域です。
音域とはその人が出せる一番低い音「最低音」から一番高い音「最高音」までの範囲のこと。
声の高低は、声帯の長さや厚さ、トレーニングの有無などの条件により決まります。そのため、音域は人によって大きく違います。
プロの歌手はトレーニングにより、一般の人では出せないような「最高音」を出せることが多いです。
そのようなプロの歌をそのままのキーで歌っても当然苦しくて歌えません。
キー変更をすることで、歌いたい曲を自分の音域に合わせていきましょう。
しかし、「自分の音域なんてわからない」という方が多いですよね。
まずは、音域を知る方法をご説明したいと思います。
自分の音域を知る方法
音域を表記する際には「ドレミファミレド」ではなく以下の音名を使うことが多いので覚えておいてくださいね。
ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
mid1C | mid1D | mid1E | mid1F | mid1G | mid2A | mid2B |
ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
mid2C | mid2D | mid2E | mid2F | mid2G | hiA | hiB |
ド | レ | ミ | ファ | |||
hiC | hiD | hiE | hiF |
このようにlow~、mid~、hi~で表記すれば、それぞれのオクターブの「ドレミファソラシド」がわかりやすくなります。
音域を知るために必要なのはピアノアプリです。無料で利用できるピアノアプリがたくさんありますのでダウンロードしておきましょう。
その上で、以下のような流れで音域を調べましょう。
ステップ①:真ん中の「ド」の音を発声する
ピアノアプリで鍵盤の真ん中の「ド」の音を弾き、その音程に合わせて「あ~」と発声します。
ステップ②:自分の出せるもっとも高い音まで発声する
次に「ドレミファソラシド」と鍵盤を弾き、その音程に合わせて自分が出せる高音まで「あ~」と発声してください。
声がかすれることなく出る高音が、あなたの最高音になります。
上表を参考に、例えば「ラ」まで出せたら「hiA」が最高音ということになりますね。
ステップ③;自分の出せるもっとも低い音まで発声する
さらに「ドシラソファミレド」と鍵盤を弾き、同様に自分が出せるギリギリの低い声まで「あ~」と発声しましょう。
これで自分の最低音を知ることができます。
このようにして、あなたの最高音、最低音を調べましょう。
最低音が真ん中のドから一つ下の「ソ」、最高音が真ん中のドから一つ上の「ド」だったとしましょう。
その場合の音域は、上表を参考にするとmid1G~hiCということになりますね。
曲の音域を知る方法
自分の音域が把握できたら、次は歌いたい曲の音域を確認します。
歌いたい曲の音域を確認する方法は2つあります。
もちろん楽譜が読める方は、歌いたい曲の楽譜を見て音域チェックをしてくださいね。
それ以外の方は、以下の方法で調べましょう。
1つ目は、カラオケで確認する方法。カラオケ機器によっては、歌い始める時の画面にその曲の音域が表示されますのでチェックしましょう。
2つ目は、音域検索サイトで確認する方法です。「音域 検索」でインターネット検索するといくつかのサイトが出てくるので参考にしてみてください。
このように自分の音域と曲の音域を変更基準とすることで、最高音と最低音が楽に出せるようになります。
カラオケキーの変更基準を考える時、まずはこの「音域を基準にする」をしてみましょう。
それで1曲上手く歌えれば、うまくキー変更できたことになりますね。
しかし、それでも上手く歌えないというケースがあります。
その場合は次にご紹介する「苦手な部分を基準にカラオケキーを変更する」を試してみましょう。
②苦手な部分を基準にカラオケキーを変更する
自分の音域と曲の音域を基準にキー変更しても上手く歌えない場合もあるでしょう。
それは音の高低に関係なく、自分が苦手な音や苦手なフレーズが存在するからです。
音域が合っていても苦手な部分があると上手く歌うことができません。
「サビのこの部分だけは上手く音程がとれないな」という苦手な部分があるでしょう。
そんな時は、苦手な部分を基準にキー変更することで音の組み合わせが変わり、歌いやすくなることがあります。
曲中にある「転調」を思い出していただくとわかりやすいかもしれません。
盛り上がるサビの部分などでは、キー(調)が変わる「転調」が使われることがありますよね。
同じサビのメロディなのに、キーが上がったことで歌いにくくなることがありませんか?
これは、高音になったからだけでなく、音の組み合わせが変わったことで歌いにくくなっていることが考えられます。
同じメロディでもキーが変わると歌いやすい、歌いにくいという現象が起こるのです。
苦手な部分を基準に歌いやすいキーにすることで、全体的に上手く歌えるようになるでしょう。
ただし一つ注意していただきたいことが、苦手な部分を基準にキーを変更をすると、歌いたい曲の音域と自分の音域がずれる可能性があるということです。
苦手な部分は歌いやすくなっても、高い音や低い音が出しにくくなるかもしれません。
しかしながら、苦手な部分を歌う無駄なエネルギーを消費することがなくなるので、いつもは出しにくい高音や低音が出せるようになる効果も期待できます。
苦手な部分に合わせてキー調整してみて、もしいつも自分が出せない高音、低音が出せるようであれば、そのままのキーで練習してみてくださいね。
どうしても高音、低音が出ない場合は、苦手な部分を基準にキー変更せずに、音域を基準に変更したほうが良いでしょう。
③得意な部分を基準に調整する
キー変更の3つ目の規準は「得意な部分」です。
苦手な部分があるように、得意な部分もありますよね。好きなフレーズや見せ場と思っている部分です。
得意な部分をより魅力的に歌うことで、カラオケ上手になれるでしょう。
反対に音域に合わせてキー変更をすると、いつもは上手く歌えていた得意部分が上手く歌えなくなることもあります。
得意な部分に合わせたキーにすることも、キー変更のコツの一つです。
得意な部分を思い切り歌えるようなキーにすることで、表現力がアップしてワンランク上の歌い方ができるでしょう。
キーの上下を変更しながら、自分がもっとも上手く歌えるキーに設定しましょう。
④換声点を基準に調整する
最後にご紹介する調整変更の基準は「換声点」です。
換声点とは、チェストボイスからヘッドボイスに切り替わる部分になります。
チェストボイスとは低い地声、ベッドボイスはやや芯のある裏声のことです。ふくろうの鳴き声の「ホーホー」のような声がヘッドボイスですね。
地声から裏声に切り替わる部分と思っていただくと良いでしょう。
ただし、「切り替わる」といいましたが、この切り替わりが難しく、実際には声が裏返ってようになってしまいます。
ピアノや、ピアノアプリを使い、真ん中のドから、「ドレミファミレドレミファソラシド」と音程を上げてみてください。
「この音までは安定した地声が出せる」「この音からはきれいな裏声が出せる」となると思います。
「この音」が換声点ということになります。
地声でも裏声でもない裏返ってしまう音のことですね。この換声点はうまく音程がとれないことがわかると思います。
そして、この換声点が近い曲なら歌いやすいと言えます。地声も裏声も無理なく出せるでしょう。
換声点は、そのアーティストの出せる地声の最高音、裏声の最高音からある程度知ることができます。
その換声点に合わせてキー調整することで、よりスムーズに歌えるようになるでしょう。
音楽の知識がある方などは、楽譜を見ながら曲を聞くことで、換声点を見つけることができるかもしれません。
しかしほとんどの方は難しいと思いますので、音域検索サイトを参考すると良いしょう。
「音域 検索」で調べてみると参考になるサイトが出てくると思います。
アーティストの曲ごとの地声の最高音、裏声の最高音を知ることができるので、換声点の目星がつきやすくなるでしょう。
しかし、この換声点を基準にする方法は、やや上級者向けの方法になりますので、基本は①~③で変更してみてくださいね。
ここまで、カラオケキーの変更する際に、「音域」「苦手な部分」「得意な部分」換声点」の4つを基準するという考え方をお伝えしてきました。
「カラオケキーは下げるべき?上げるべき?キー変更の基準がわからない」という疑問については解消されたと思います。
次に「カラオケキーの上下の合わせ方は?キー変更方法がわからない」という疑問について考えていきましょう。
お伝えした4つのキー変更基準の踏まえて、具体的な変更方法をご説明します。
カラオケキーの変更方法!合わせ方のコツを解説
ここからは、カラオケキーの変更方法、合わせ方について解説します。
カラオケキーの変更基準がわかっても、具体的にどうやって下げるのか上げるのかわからないと実践できません。
カラオケで迷わずスマートにキーを上下に変更する方法をお伝えしていきましょう。
まずは、原曲キーで歌ってみた上で、4つの変更基準を踏まえてキーを変更しましょう。
原曲キーで歌ってみる
カラオケでキー調整をする場合、まずは原曲キーで歌ってみるのがおすすめです。
原曲キーは、いつも聞いているそのままの雰囲気というメリットがあります。
原曲キーで上手く歌えるのであれば、原曲キーのまま歌うのがベストでしょう。
ただしカラオケでは原曲キーではなく、幅広い人が歌いやすい「標準キー」が設定されています。
ハイトーンボイスの歌手の曲は原曲より3つキーを下げたものを標準キーとしているなど、調整されているのです。
そのため、原曲キーで歌う場合には、歌う前に原曲キーに設定する必要があります。
リモコンにある「原曲キー」などを押して、原曲キーにしてから歌い始めましょう。
原曲キーで歌ってみて、1曲通して上手く歌た場合は、キー変更をする必要はありません。
しかし、高い、低い、歌いにくいと感じる場合は、次の「4つの変更基準を踏まえてキーを変更する」をしましょう。
4つの変更基準を踏まえてキーを変更する
カラオケキーを変更する基準は「音域」「苦手な部分」「得意な部分」「裏声と地声の切り替わる部分」の4つであるとご説明しました。
はじめは「音域」で合わせてみて、もし上手くいかない場合は、その他の基準を試してみるという流れが良いでしょう。
それぞれの具体的な方法をご説明します。
「音域」で変更する方法
まずは、あなたの音域と歌いたい曲の音域を基準にしたカラオケキーの合わせ方をご説明します。
前述した音域の表を再度ご覧ください。
ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
mid1C | mid1D | mid1E | mid1F | mid1G | mid2A | mid2B |
ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
mid2C | mid2D | mid2E | mid2F | mid2G | hiA | hiB |
ド | レ | ミ | ファ | |||
hiC | hiD | hiE | hiF |
女性の平均的な音域は「mid1F~hiD」ほどになります。これを自分の音域と考えてご説明しますね。
例えば、yoasobiの「夜に駆ける」を歌うとしましょう。音域を検索すると、「mid1G~hiF」となっています。
つまり、「hiD」までしか出せないのに、原曲キーだと2つ上の音の「hiF」まで出す必要があるため高音部分で歌えなくなってしまいます。
そのため、キーを2音分下げる必要があります。
カラオケキー変更方法を解説
ここで、カラオケキー変更システムについてご説明したいと思います。
キーを変える場合は、リモコンかカラオケ機器本体のボタンを押します。
機種によって表記方法が2通りあります。
キーを高くする場合は「+」か「♯」です。
キーを低くする場合は「-」か「♭」です。
キーを1つ上げると半音上がります。1つ下げると半音下がります。
ボタンを押した数だけ、+1(♯1)、+2(♯2)、+3(♯3)・・・とキーを変えていくことができます。
このキー調整システムに従い、歌いたい曲のキーを変えてくださいね。
yoasobiの「夜に駆ける」のキー変更の話題に戻りましょう。
「夜に駆ける」の最高音が「hiF」で、自分の最高音が「hiD」なので、キーを4つ下げましょう。
「-4(♭4)」にすれば良いですね。
すると、歌いたい曲の最高音は「hiF」から「hiD」に変わります。
曲の中もっとも高い音程の部分でも、無理に高音を出すことがなくなり、上手く歌えるようになりますね。
ただし、このとき1つ注意すべきことがあります。
キーを下げると最低音も下がるということです。キーを下げ過ぎると低い音が出しにくくなる場合もあるので注意しましょう。
反対に、低い音が出なくて苦しい場合は歌いやすいように最低音を上げますが、最高音も上がってしまいますのでご注意ください。
一気に4つのキーを上げるのではなく、1つずつ上げてみて、最高音と最低音のバランスを考えると良いでしょう。
「苦手な部分」で変更する方法
次に、あなたの「苦手な部分」を基準にしたカラオケキーの合わせ方をご説明します。
まずは原曲キーで歌ってください。
「この部分はどうしても上手く歌えない」という苦手な部分があった場合は、キー変更をしましょう。
この時、音程が高すぎて上手く歌えないのか、音程が低すぎて上手く歌えないのか考えます。
音程が高すぎて上手く歌えない時はキーを1つ下げて歌ってみます。まだ高すぎる場合はさらにキーを1つ下げて調整しましょう。
音程が低すぎて上手く歌えない時はキーを1つ上げる、2つ上げるという流れで調整してくださいね。
苦手な部分が歌いやすいキーを見つけていきましょう。
「得意な部分」で変更する方法
あなたの「得意な部分」を基準にしたカラオケキーの合わせ方も同様です。
原曲キーで歌ってみて、「得意な部分が気持ちよく歌えない」という場合は、もっと音程を上げたほうが気持ちよく歌えるのか、もっと下げたほうが気持ちよく歌えるのか考えましょう。
それに応じてキーを半音ずつ上げる、下げるを繰り返し、どのキーだと得意な部分がより魅力的に歌えるか確認しましょう。
「換声点」で変更する方法
最後に、あなたの裏声と地声の切り替わる部分である「換声点」を基準にしたカラオケキーの合わせ方をご説明します。
これはちょっと難易度が高い変更方法になりますので、①~③の変更を試してみて、さらに自分にピッタリのキーを見つけたいという方は試してみてくださいね。
あなたの裏声と地声の切り替わる部分、つまり「換声点」と、歌いたい曲のアーティストの換声点にキーを合わせることです。
例えば女性アーティストの場合、低めの声の方は「hiA」、高い方は「hiE」あたりが換声点となっています。
あなたの換声点と比較して、あなたの換声点のほうが半音低ければキーを半音上げる、あなたの換声点のほうが半音高ければキーを半音下げるといったように上下させましょう。
このように、まずは原曲キーで歌ってみて、上手く歌えない場合は、「音域」を基準に変更しましょう。
それでも上手く歌えないと感じた場合は、「苦手な部分」「得意な部分」「換声点」という基準で変更するという合わせ方を試してみてくださいね。
ただし、カラオケキー調整は単純ではありません。よりスムーズに変更するためのポイント、注意点をご説明したいと思います。
カラオケキーの合わせ方のポイントと注意点!カラオケキー変更で歌えない時のコツ
ここまで、カラオケキーを変更する時の「基準」「合わせ方」についてご説明してきました。
最後によりスムーズにキー調整するためのポイントと注意点をお伝えしましょう。
- キー変更は同姓アーティストは±2~3、異性アーティストは±4が目安
- キー変更は±6(♯6、♭6)の範囲内にする
- オクターブ上、下で歌う
- ガイドメロディをONにして歌う
- カラオケのキー調整のタイミングに要注意
- カラオケアプリを使うのもおすすめ
上手くキー調整できない、カラオケキー変更すると歌えないという場合は、このようなポイントをおさえていただくと、スムーズにキー変更ができるでしょう。
1つずつご説明していきます。
キー変更は同姓アーティストは±2~3、異性アーティストは±4が目安
キー変更をする時には大体の目安を知っておくと良いでしょう。
同姓のアーティストの曲の場合は±2~3(♯2~3、♭2~3)で調整するのが目安です。
異姓のアーティストの曲の場合は±4(♯4、♭4)で調整するのを目安にしまよう。
±1で調整するとあまり変化を感じませんので、この目安を参考にしてみてくださいね。
キー変更は±6(♯6、♭6)の範囲内にする
キー調整するときに注意したいのが、±6(♯6、♭6)の範囲内にすることです。
音は「ド、ド#、レ、レ#、ミ、ファ、ファ#、ソ、ソ#、ラ、ラ#、シ」と12個あるので、±12で調整できると思うかもしれませんが、そうではありません。
±6以上変える必要はありませんのでご注意ください。
例えば、「ド」からキーを6個上げてみましょう。「ド→ド♯→レ→レ♯→ミ→ファ」となります。
次に「ド」からキーを6個下げてみましょう。「ド→シ→ラ♯→ラ→ソ♯→ファ」となります。
「ド」を±6すると、「高いファ」か「低いファ」の違いはありますが、どちらも「ファ」に行きつくことがわかりますね。
これ以上変えても意味がないことになります。
機種によって±6以上の範囲に設定できることもありますが、±6以上のキー調整はおすすめしません。
キーを大きく変えすぎると曲の雰囲気が変わってしまい、いつも聞いている曲と比べると違和感が出てきてしまうからです。
±6以内でキー調整するようにしましょう。
オクターブ上、下で歌う
高い音が出ない場合、基本的にはキーを下げます。
しかし、キーを上げることで歌いやすくなるケースもありますのでお伝えしておきましょう。
キーを上げて、1オクターブ下で歌えば良いのです。そのほうが曲の雰囲気を変えずに歌いやすい場合があります。
低い音が出ない場合も同様です。キーを下げて、1オクターブ上で歌ってみましょう。
異性アーティストの曲を歌う時には、±4(♯4、♭4)にキーを変えるのが目安とご説明しました。
男性が女性アーティストの曲を歌う場合は、+4(♯4)にキーを上げて、1オクターブ下で歌いましょう。
女性が男性アーティストの曲を歌う場合は、-4(♭4)にキーを下げて、1オクラーブ上で歌うと良いでしょう。
女性のキー調整のコツは、こちらの記事「カラオケで女性がキー調整する方法」でさらに詳しく解説しておりますので、ぜひチェックしてくださいね。
歌えない時はガイドメロディをONにする
キーを上げる、下げるを繰り返しているとメロディがわからなくなるかもしれません。
音程が不安定になってしまい上手く歌えないこともあります。
その場合はガイドメロディをONにして歌うことをおすすします。
リモコンの「ガイドメロディ」をONにすると、伴奏と一緒にお手本となるメロディが流れてくるので歌いやすくなります。
キーを上下に調整する場合は、ガイドメロディを聞きながら歌うと良いでしょう。
カラオケのキー調整のタイミングに要注意
カラオケのキー変更をするタイミングにも注意が必要です。
キーを変更するタイミングは3つあります。
曲を予約するとき、歌い始めるとき、歌の途中です。
周りの人に気付かれずにキーを変えておきたいなら、曲を予約するときに設定しておくと良いでしょう。
歌いながら、自分に合うキーを探したいなら、歌っている最中に上げ下げすることもできます。
ただし、歌の途中でキーを上下させると曲の雰囲気が変わってしまうので、キーの高低に関係なく、上手く歌えないかもしれません。
また周りで聞いている方の中にも、気持ち悪いと感じる方がいるかもしれませんのでご注意ください。
カラオケアプリを使うのもおすすめ
最後にご紹介するポイントは、カラオケアプリを使うという方法です。
ここまでお伝えしてきたように、カラオケキー調整は簡単ではありません。
さまざまな基準で変更する必要があり、一発で調整できないことが多いので、何度もキーを上げたり下げたりして調整することになります。
そのため、カラオケボックスでキー調整をしようと思うと時間がかかってしまうでしょう。
キー調整のためだけに頻繁にカラオケボックスに行くのは大変ですよね。
そこでおすすめなのが、自宅でカラオケのキー調整などができるカラオケアプリです。
実際にカラオケボックスで歌うような感覚は掴めませんが、キーを上げたり下げたりして練習するには十分です。
こちらの記事「自宅でおすすめカラオケアプリを解説」では、おすすめのカラオケアプリをご紹介しておりますので、ぜひご参考ください。
本気でカラオケが上手くなりたい人必見
カラオケが下手で悩んでいいませんか?実は大勢の人が失敗した経験を持っています。カラオケは趣味に留まらず仕事やコミニュケーションで活躍するスキルの一つですよね。
少しでも上手になるにはミュージックスクールは有効で最短で効果を出す有力は方法。ただ今では多くのスクールが有り何処で学べば良いか迷う事でしょう。
当サイトで厳選したすすめのスクールを紹介していますのでご参照ください[下記記事より]
友人や同僚などとカラオケに行ったとき、歌が上手い人はとても魅力的ですよね。 恋人同士の場合も、歌が上手いとより素敵に見えるもの。逆に歌があまり上手くないと、それだけで魅力が半減してしまうかもしれません。 「歌がうまくなりたい」「[…]
カラオケキー変更は変更基準と合わせ方がわかるとスムーズにできる
今回は、カラオケキーの変更方法について考えてきました。
カラオケで上手く歌うために欠かせないキー調整ですが、コツがわかっていないと上手くいかず迷走してしまいます。
キーを変更する基準、キーの合わせ方を理解して、正しく調整していきましょう。
基準となるのは「音域」「苦手な部分」「得意な部分」」「換声点」です。
まずは原曲のキーで歌ってみて、合わない場合は「±2~3」で調整していくと上手くいくでしょう。
今回ご紹介したポイントや注意点を参考にしていただくと、だんだんキー調整のコツが掴めてくるでしょう。
キー調整が上手くいくと、歌えない曲が激減し、多くの曲に挑戦することができます。
ぜひ調整のコツを掴んで上手くキー変更していきましょう。