歌が上手いと褒められるのに、カラオケの点数は低いという方はいませんか?
みんなでカラオケ採点をすると、歌は上手いのにカラオケ点数は低いという方は意外と多いです。
どうして上手く歌えているのに点数が低いのでしょうか。
歌は上手いけれどカラオケは下手というレッテルを貼られるのは嫌ですよね。
そこで今回はカラオケが上手いのに点数が低い理由について考えたいと思います。
「感情表現を評価されていない」「リズムを変えて歌っている」「表現力はあまり評価されない」「音程を重視して採点されている」「安定感を重視して採点されている」「声がマイクに届いていない」など理由はさまざまです。
これらの対策を考えることがカラオケで下手認定されないコツになります。
歌を上手く歌う方法ではなく、カラオケ採点を上げる方法がわかれば、かっこよく高得点を取るできることができるでしょう。
歌が上手いのにカラオケ点数が低いのはどうして?歌は上手いけどカラオケ下手になる6つの理由
歌が下手だと自覚している方がカラオケ点数が低いのは納得できますが、歌が上手いと思っているのにカラオケ点数が低いと納得できないですよね。
カラオケが上手ければ、当然カラオケ点数も高いはずですが、実際にはそうではありません。
残念ながら、カラオケが上手い人が必ずしも高得点を取れるわけではないのです。
それはカラオケの採点システムに原因があります。
カラオケの採点システムは、歌が上手い人でも採点が低くなりやすいという仕組みがあるため、以下のような理由から、歌は上手いけどカラオケ下手になるケースが考えられます。
- 感情表現を評価されていない
- リズムを変えて歌っている
- 表現力はあまり評価されない
- 音程を重視して採点されている
- 安定感を重視して採点されている
- 声がマイクに届いていない
このような理由により、歌が上手いと自信がある人、よくカラオケで上手いと褒められる人でも、点数が低くなってしまうのです。
1つずつ詳しくご説明してきましょう。
①感情表現を評価されていない
カラオケが上手いのに点数が低い理由として、感情表現を評価されていないことが挙げられます。
プロの歌手の歌声を聞いて「上手いなぁ」と強く思うのは、その歌を聞いて心を動かされたからではないでしょうか。
カラオケでも歌が上手いと思われる方は、感情を込めて歌っていますよね。
反対に感情のない一本調子の歌は上手いと感じないでしょう。
しかし、カラオケの採点システムでは感情表現を評価することはできません。
最近の採点システムは、以前に比べると人が評価するような精密さがありますが、やはりどんなに心がこもった歌、感動させる歌であっても、カラオケ採点においてそのような感情表現は加点にならないでしょう。
②リズムを変えて歌っている
歌が上手いのにカラオケ点数が低い理由として、リズムを変えて歌っていることも挙げられます。
歌が上手い人は、自分の気持ちを込めて歌詞を届けようとするため、リズムが変わることが多いです。
リズム感の有る無しではなく、敢えてゆっくり語るように歌ったり、速く歌って怒りを表現したりします。
ところがカラオケ採点では、基準となるガイドメロディと同じリズムであることが求められるため、ちょっとリズムをアレンジしてしまうとマイナス評価を受けてしまいます。
音程バーに対してちょっとでも遅れて歌ったり速く歌ってしまうと、音程は合っていてもズレている判定を受けてしまうのです。
このような理由から、リズムを変えてプロのような歌い方ができる人ほど、カラオケ点数は低めになってしまうでしょう。
③表現力はあまり評価されない
歌が上手いのに点数が低い理由として、さまざまな表現を入れて歌っているということもあります。
カラオケ採点システムでは、機械的ではなく人的な採点ができるように「表現力」という配点があります。
抑揚、こぶし、しゃくり、フォール、ビブラートなどのテクニックを取り入れると、その都度加点されるというものです。
このようなテクニックを取り入れると、採点画面に「こぶし」「しゃくり」などと表示されますよね。
しかしながら、カラオケ採点システムにおいて「表現力」はあまり重視されていないという問題があります。
例えば、ジョイサウンド分析採点マスターでは、音程の配点40点なのに対し、はこぶし、しゃくり、ビブラートはまとめて5点だけの配点です。
せっかく上手く表現力を取り入れても、あまり点数につながらないため、得点はのびないでしょう。
④音程を重視して採点されている
歌は上手いけどカラオケは下手と判断されてしまう理由は、音程を重視して採点されているからです。
カラオケの採点システムは、歌が上手いとされる要素である「感情」や「表現力」はきちんと判断されません。
それでは、カラオケ採点は何を重視して採点しているのでしょうか。
それは「音程」です。
音程は「感情」や「表現力」とは違い機械的に採点することができるため、カラオケ採点システムは音程の正確さに最も重きを置いているのです。
採点基準とされる音程に対して忠実に歌わないと高得点は取れません。
しかし前述したように、歌が上手い人は感情をこめて歌ったり、リズムを変えて歌ったりするため、お手本となる音程バーとズレることが多いです。
これにより、周りで聞いている人には「上手い」と感じられていても、採点機器自体には「下手」と評価されてしまい、点数は低くなってしまうのです。
⑤安定感を重視して採点されている
カラオケが上手いのに点数が低い理由として、安定感を重視して採点されていることも挙げられます。
ジョイサウンドの採点システムは、100点満点中、音程40点、安定感30点、抑揚15点、ロングトーン10点、テクニック5点という配点です。
音程の次に重視されるのが「安定感」なのですが、これも歌が上手い人は評価されにくい要素になります。
歌が上手い人は、ウィスパーボイスを使ったり、敢えて弱い声を出して感情を表現することがあるでしょう。
このような歌い方は、聞いている人の心には響きますが、採点機器には「安定感のない声」と判断されてしまい安定感ポイントが下がってしまう恐れがあるのです。
⑥声がマイクに届いていないから
歌は上手いけどカラオケは下手と判断されてしまう理由として最後にお伝えするポイントは、声がマイクに届いていないということです。
歌が上手い人は大きな声で歌うことができるため、マイクなしでも周りの人に声を届けられるでしょう。
そのため、口からマイクを離してもっていることが多いです。
しかしカラオケ採点ではマイクに届いた声を判定するため、マイクを離して歌っていると、どんなに上手く歌っていても評価が下がってしまいます。
周りの人には素晴らしい歌声が届いていても、採点機器に届いていなければ意味がないとういうことですね。
このように、カラオケが上手いのに点数が低い人の場合、さまざまな要因があることが考えられます。
これらの問題を解消することができれば、カラオケでも高得点を狙うことができるでしょう。
次の章ではこの6つの要因に対する解消法を考えていきたいと思います。
カラオケが上手いのに点数が低い人が高得点を取る方法!
ここまで歌が上手いのにカラオケ採点の点数は低いという人の要因についてご説明していきました。
この要因を対策することが、高得点を取る方法になるでしょう。
それぞれの要因に対する対策法は以下になります。
歌が上手いのに採点が低い理由 | 高得点を狙うコツ |
①感情表現を評価されていない ②リズムを変えて歌っている ③表現力はあまり評価されない ④音程を重視して採点されている ⑤安定感を重視して採点されている ⑥声がマイクに届いていない |
①ガイドメロディに対して忠実に歌う ②正しいリズムを心掛けて歌う ③表現力のテクニックはひかえめに取り入れる ④音程バーの音程に合わせて歌う ⑤声量を一定にして歌う ⑥声を拾いやすいマイクの持ち方をする |
このような工夫をすることで、今までの得点を底上げすることができるはずです。
1つずつ詳しくご説明していきましょう。
①ガイドメロディに対して忠実に歌う
「感情表現を評価されていない」という問題を解消するためには、ガイドメロディに対して忠実に歌う必要があります。
カラオケ採点システムで絶対的な基準になるのは、感情表現ではなくガイドメロディです。
このガイドメロディは、カラオケ機器を作る会社が設定しているものなので、原曲とズレている場合も少なくありません。
そのため、いつもCDで聞いている原曲ではなく、カラオケで流れるガイドメロディを真似るように歌うことが大切です。
以下のような3ステップで練習してみましょう。
ステップ1:ガイドメロディの音量を大きくして歌う
ガイドメロディの音量は調節できますので、はじめはガイドメロディの音量を上げて歌ってみましょう。
しっかりガイドメロディの音があると音程を合わせやすくなり、音程の点数は良くなると思います。
ステップ2:ガイドメロディの音量を下げて歌う
次にガイドメロディの音を少し下げてみましょう。
メインは自分の声で、ガイドメロディは少しだけ聞こえるくらいが良いですね。
この時点でもまだ音程は合わせやすいでしょう。
ステップ3:ガイドメロディを消して歌う
最後にガイドメロディを消して歌ってみましょう。
もし音程がぐんと合いにくくなったら、まだガイドメロディに忠実に歌えていないことになりすので、ステップ1と2を繰り返しましょう。
ガイドメロディなしでも安定して音程の点数がとれるようになるまで繰り返してくださいね。
このようにガイドメロディに対して忠実に歌うことで音程の点数は確実に上がっていくでしょう。
しかし、一つ注意していただきたいことは、機械音であるガイドメロディに合わせて歌ってしまうと、一本調子になってしまうということです。
歌い方までガイドメロディのように機械的にならないようにしてくださね。
②正しいリズムを心掛けて歌う
「リズムを変えて歌っている」ためにカラオケ採点で得点がのびない方は、正しいリズムを心掛けて歌うことで高得点を狙えるでしょう。
歌が上手い人は自分なりのリズムで歌いたくなりますが、カラオケで歌う時はアレンジを加えたりせずに、ガイドメロディのリズムにピッタリ合わせて歌いましょう。
ポイントはガイドメロディだけでなく伴奏をよく聞くことです。ドラムやベースの刻むリズムに集中しましょう。
ガイドメロディだけを意識してリズムを合わせてしまうと、リズムがズレていても気付きにくいでしょう。
伴奏を意識して聞くと、自分の声のリズムと伴奏のズレがわかりやすくなります。
また、カラオケ採点の結果の「リズム」の項目には、「タメ(遅すぎる)」と「走り(速すぎる)」のどちらの傾向になっているか表示されます。
こちらをチェックして「タメ」の傾向にあるから、もっとテンポよく歌おうなどど調整してくださいね。
もともと歌が上手い方は、このようなポイントをおさえて意識するだけで、リズムのスコアがぐんと良くなるでしょう。
ただし、いつも歌う定番曲の場合は、自分なりのリズムが染みついていることが多いので、意識しても直りにくいかもしれません。
採点を意識して歌う場合には、あまり歌い慣れていない曲のほうがリズムを正確に刻めるでしょう。
③表現力のテクニックはひかえめに取り入れる
カラオケシステムでは「表現力はあまり評価されない」という問題があるため、表現力のテクニックはひかえめに取り入れると良いでしょう。
歌が上手い人は、しゃくりやこぶしなどのテクニックをコンロトールして入れることができるため、より多くのテクニックを入れて高得点を狙おうとするかもしれません。
しかし、表現力のポイントはとても低いため、多用してもそれほど高得点にはならないでしょう。
反対にしゃくりやこぶしなどを多様してしまうと、音程が合っていない、リズムが合っていないと判断されるリスクも増えてしまうので、ひかえたほうが賢いです。
とは言え、高得点を目指すためには表現力のポイントも必要になりますので、ゼロにする必要はありません。
しゃくり、こぶし、フォールなどは、10回程度ずつ入れておくと高得点に繋がりやすいです。
採点結果の回数をチェックして、何回くらい入れておくと得点が上がりやすいか考えて、適度な回数を見極めましょう。
④音程バーの音程に合わせて歌う
カラオケの採点システムは「音程を重視して採点されている」ことが大きな特徴です。
歌が上手い人が高得点を目指すためには、とにかく音程バーに音程を合わせて歌うことが効果的です。
音程バーとは、ガイドメロディがバーによって表示されたもので、このバーに対してどれだけ正確に合っているかが採点基準となります。
歌が上手い人は、わざわざ音程バーを見なくても上手く歌えるため、あまり見ずに歌っているかもしれません。
そのため、音程バーとズレていても気付かないことが多いのです。
歌が上手く歌えても、この音程バーをしっかり見て歌うことで音程の点数を大幅に上げることができるしょう。
音程バーから音程を外さないように歌うこと、さらに音程バーに合わせて音を伸ばすことが大切です。
カラオケ採点における音程バー攻略法は、こちらの記事「ジョイサウンド採点の音程バー攻略方法」でご紹介しています。
DAMもジョイサウンドも音程バーの対策は共通していますので、ぜひご参考ください。
⑤声量を一定にして歌う
「安定感を重視して採点されている」という問題を解消するためには、声量を一定にして歌うことが効果的です。
歌が上手い方は、感情をこめるために、大きな声や小さな声で歌う傾向にありますが、小さな声は「安定感のない下手な歌い方」と取られてしまうので注意しましょう。
できるだけ声の調子を一定にして歌うことで、安定感のポイントが良くなります。
ネガティブな表現ではありますが「一本調子で歌う」ことを意識して歌ってみると、安定感のポイントが良くなるでしょう。
安定感のスコアを上げるために、一度極端に一本調子で歌ってみるとコツが掴みやすくなりますよ。
また、歌が上手い人は腹式呼吸で安定感のある歌い方ができる方もいると思います。
腹式呼吸を意識して、安定感がありまっすぐの歌い方を心掛けることも効果的です。
「意識的に腹式呼吸で歌うことができない」という方は、こちらの記事「カラオケ練習に効果的な腹式呼吸」で詳しく解説しておりますのでぜひご覧ください。
⑥声を拾いやすいマイクの持ち方をする
「声がマイクに届いていない」という問題に対しては、声を拾いやすいマイクの持ち方をすることで解消しましょう。
どんなに上手に歌っていても、カラオケ採点機器に声が届いていなければ高得点にはなりません。
カラオケの採点機器に声を届けるためには、マイクの音を拾うヘッド部分に声を届ける必要があります。
具体的には以下のような持ち方を意識すると良いでしょう。
マイクのヘッドが口の前に真っすぐくるように持つ
- マイクと床が平行になるように持つ
- 口に対してマイクを斜めに持たない
- 歌っている途中でマイクを口から離さない
- マイクのヘッド部分を手で覆わない
このような持ち方で歌うことで、声がマイクに届きやすくなるので、採点機器にしっかり判定してもらえるでしょう。
このようなマイクの持ち方をすると、自然と姿勢が良くなり、良い声が出やすくなるメリットもありますよ。
本気でカラオケが上手くなりたい人必見
カラオケが下手で悩んでいいませんか?実は大勢の人が失敗した経験を持っています。カラオケは趣味に留まらず仕事やコミニュケーションで活躍するスキルの一つですよね。
少しでも上手になるにはミュージックスクールは有効で最短で効果を出す有力は方法。ただ今では多くのスクールが有り何処で学べば良いか迷う事でしょう。
当サイトで厳選したすすめのスクールを紹介していますのでご参照ください[下記記事より]
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今回はカラオケが上手いのに点数が低い理由とその対策法について解説してきました。
カラオケ採点は、そのシステムの特性により、歌が上手くても低くなることがあります。
その理由は多岐にわたることがおわかりいただけたと思います。
それらの対策は「ガイドメロディに対して忠実に歌う」「正しいリズムを心掛けて歌う」「表現力のテクニックはひかえめに取り入れる」「音程バーの音程に合わせて歌う」「声量を一定にして歌う」「声を拾いやすいマイクの持ち方をする」の6つです。
このようなポイントをおさえてカラオケで歌ってみると、高得点が取りやすくなるでしょう。
「歌がうまいけどカラオケが下手」という方は、もともと上手く歌うスキルはお持ちなので、ちょっと工夫するだけでぐんと得点を上げられるかもしれません。
カラオケでかっこよく高得点を取りたいという方はぜひ今回の内容を参考にしてくださいね。
ただし、あまり高得点ばかりを狙って歌うと自分らしさが薄れてしまうことは注意したいですね。