カラオケ練習したくても、毎日カラオケに行くわけにはいきません。だから、自宅で歌って練習していると思います。
自宅で練習するのは時間もお金もかからずに便利ですが、注意点やコツがあります。
「防音対策をすること」「小さな声で練習する」「苦手な練習もする」「無理をしない」「聞く力を鍛える」の5つを守ることが大切です。
この5つを守って練習すれば、家で効率良くカラオケ練習ができるでしょう。
自宅でカラオケ上達を目指すなら、ぜひ参考にしてみてください。
カラオケ練習は自宅がおすすめ
カラオケ練習できる場所は、カラオケボックスだけではありません。
音楽スタジオや公民館の音楽室、公園や高架下などで練習することができます。
でも、一番楽に練習できる場所は自宅です。
自分の家なら、練習場所に行く時間やお金がかかりません。
カラオケ上達のためには、とにかくたくさん歌って練習することが大切です。歌う機会を増やすことがカラオケ上達への近道なのです。
自宅なら気楽にすきま時間に練習できるので、歌う機会が増えます。だから、自宅でのカラオケ練習はおすすめです。
自宅でのカラオケ練習で守る5つの事
カラオケ練習の機会を増やすために、自宅の練習がおすすめです。
でも、自宅の練習には問題があることも事実です。
自宅練習には、「近所迷惑になる」「自分だけで練習するから、間違った練習をしてしまう」などの問題があるため、いくつかのルールを守って練習する必要があります。そのルールとは以下の5つです。
- 防音対策をする
- 小さな声で練習する
- 苦手な練習をする
- 無理をしないで練習する
- 聞く力を鍛える
この5つを守って練習するのが自宅カラオケ練習のコツになります。
詳しく見ていきましょう。
防音対策をする
カラオケボックスは隣の部屋に歌声が聞こえないように防音になっています。普通の家は、もちろんカラオケボックスのような防音ではありません。
だから2つの問題があります。
1つは隣人や近所の人に歌声が聞こえてしまうという問題です。特に、隣近所に赤ちゃんやお年寄りがいる場合には、昼間でも大音量でカラオケ練習していたら迷惑になってしまうでしょう。
もう1つは大きな声が出せないことです。防音効果のない自宅の場合、近所迷惑を気にして、どうしても声をおさえて歌ってしまいます。カラオケで歌うときよりも、小さな声で練習するでしょう。
でも、発声の基礎ができていない人が小さな声で練習しても効果がでません。それどころか逆効果になることもあります。
いつも小声て歌っている人がカラオケボックスで大声で歌おうとすると、無理に力んでしまいます。そうすると音程が不安定になり、上手く歌えなくなってしまうからです。
小声で歌う癖がついてしまうと、かえって上手に歌えなくなるかもしれません。
周りに迷惑にならず、さらにしっかり声を出して練習をするためには、防音対策をする必要があるのです。
防音カーテン
音を吸収し、音を遮ることで、防音効果を発揮する「防音カーテン」があります。
繊維密度を高めたり、何層もコーティングするなどの工夫を施されているため、防音することができるのです。
防音カーテンをしているだけで、「家の中の音が外に聞こえないようにする」「外の音が家に聞こえないようにする」効果があります。
カラオケボックスのようなレベルに防音することはできませんが、ある程度の防音効果は期待できます。
通販などで5,000円前後で購入することができます。
防音カーテンを選ぶときのポイントは「どんな音に防音効果があるか」を確認することです。
家や外から聞こえる音には、高音、低音があります。赤ちゃんの泣き声のような高音、電車や車の音のような低音など、さまざまな音があるのです。
防音カーテンは全ての音に対応しているわけではありません。
高音に防音効果のあるカーテン、低音に防音効果のあるカーテンがあるのです。女性の場合は、高音に対応した防音カーテン、男性の場合は、低音に対応した防音カーテンを選ぶと良いでしょう。
防音ブース
防音の個室である「防音ブース」という商品があります。
電話ボックスのようなイメージです。この中で歌えば、周りに歌声が聞こえにくくなります。
素材は様々ですが、段ボールのような素材がお手軽価格で人気を集めています。自分で組み立てて作ることができます。
料金は10万円前後が相場です。
お金がかかること、置くスペースが必要になるデメリットがありますが、本格的に歌の練習をしたいなら、検討してみると良いでしょう。商品によって違いがありますが防音効果が期待できます。歌だけでなく楽器演習にも便利です。
通販でさまざまなタイプの防音ブースが販売されています。
(画像出典:だんぼっち)
こちらの防音ブース「だんぼっち」は75,900円(税込)とリーズナブルですが、YAMAHAの本格的な防音室の場合は、50万円~100万円するものもあります。
防音マイク
少し前から「防音マイク」という防音のためのマイクが話題になっています。
メガホンのような本体に、チューブとイヤホンがついています。
メガホンを逆さにするように口に当てて、イヤホンをしながら歌うのがポイントです。
マイクの先端についているカバーが口を覆うので、周りに声が聞こえにくくなります。
大声で歌っても、話し声よりも小さい声に聞こえるくらい防音効果があるのです。
さらに、録音機能やエコー機能などがついた防音マイクもあります。
気になる料金は5,000円前後が相場です。通販で様々なタイプの防音マイクが売られているので、チェックしてみてください。
こちらの防音マイク「ウタエット」は、4,378円(税込)とリーズナブルなのでおすすめです。
小さな声で練習をする
近所迷惑にならないように防音対策をすることは、1つ目の守るべき事です。
でも、防音対策をしたからと言って、早朝や夜中に大声練習することは難しいでしょう。
防音対策をしても、多少の歌声は外に漏れてしまいます。昼間は外の騒音もあるので、それほど気になりませんが、シーンとした早朝や夜中には目立ってしまいます。
そこで2つ目の守る事は小さな声で練習することです。
音量をおさえて小声で練習するという意味ではありません。小声で歌う癖がついてしまうと、大声で歌うときに力んだ歌い方になってしまうので、小声練習はあまりおすすめできません。
そうではなく、大声を出す必要がないボイトレをすれば良いのです。
「リップロール」「ハミング」なら声量をおさえつつ、効果的なカラオケ練習ができます。
リップロール
リップロールは基礎的なボイトレ方法です。
唇を軽くとじた状態で、「ブーッ」と息を出し、唇をブルブル震わせるのがリップロールです。
上手く歌うためには、顔や唇をリラックスした状態にすることがとても重要です。
リップロールはこのリラックス状態を作るために効果的なのです。
さらに、横隔膜を鍛えたり、裏声と地声をなめらかにつなぐトレーニングにもなります。
音程が合いやすくなる、高音が出しやすくなるというメリットもあります。
リップロールをするためにはコツが必要です。
まず、顔の力をダランと抜きます。
このとき、両手で両頬を少しだけキュッと上に持ち上げてください。これがコツです。
その状態で唇を軽く閉じ、「ブーッ」と息を出します。
このとき、ツバを飛ばすようにすること、遠くに息を飛ばすようにすることがもう一つのコツです。
スムーズに唇をブルブル震わせることができるようになったら、長いリップロールをする練習をしましょう。
ハミング
ハミング練習も効果的なボイトレ方法の一つです。
音は響かせる空間が必要です。ギターなどの楽器には必ず空間があります。
空間にしっかり声が響くと上手く歌うことができるのです。
ハミングをすると、鼻の空間である鼻腔で声を響かせることができます。
ハミング練習をすると、声が響く感覚を鍛えることができるのです。
また、ハミングだと歌詞がないので、音程だけに集中することができます。だから音程練習にも最適です。
ハミングをするときにはポイントがあります。
まず、口を閉じて鼻から「スーっ」と息を吸い込みます。
そのまま「んー」と鼻から声を出します。
このとき、鼻で声が響いているのを感じることがポイントです。
次に、歌いたい曲をイヤホンで聴きながらハミングで歌います。
さきほどの鼻で響いた感覚を常に意識しながら歌いましょう。
イヤホンで聴くことで、音程に集中することができます。
また、早朝や深夜でも、近所に伴奏の音が聞こえないので安心して練習できるでしょう。
苦手な練習もする
家でカラオケ練習するときに守る事3つ目は、苦手な練習もすることです。
自宅で一人で練習していると、どうしても好きな曲、得意な曲ばかりを歌ってしまうでしょう。繰り返し歌うことで、その曲は上手に歌えるようになります。でも、それは本当にカラオケが上手くなったとは言えません。
得意な曲だけでなく、苦手な曲も練習することを心掛けましょう。
苦手なフレーズだけ練習する
一曲通して歌ったほうが、気持ち良く歌えます。でも、効率良く練習するためには、苦手なフレーズだけを繰り返し練習することが大切です。
回数を決めて練習する
苦手なフレーズを練習するときには回数を決めると練習しやすくなります。
この曲のサビだけ30回練習する、などと回数を決めるのです。
何回歌ったかわからなくなるので、コインやクリップなどでカウントするのがおすすめです。
2つの容器を用意して、片方の容器にコインを30枚入れておきます。1回歌ったら、もう片方の容器にコインを入れていき、コインが全てなくなるまで歌って練習しましょう。
目標を決める
苦手な曲やフレーズの練習はあまり楽しくありません。モチベーションを上げるために目標を決めておきましょう。
次のカラオケまで1曲通して歌えるようにする、この部分の高音を出せるようにする、など、自分なりの目標を立てて練習しましょう。
無理をしない
4つ目の守る事は、無理をしないことです。
一人で熱中して歌っていると、ついつい時間を忘れて歌い続けてしまうことがあります。
たくさん練習するのは良いことですが、喉を傷めてしまったら逆効果です。
特に、無理に高音を出していると、喉に負担がかかるので要注意です。
時間を決める
だらだら練習していても、喉を傷めるだけで良い結果は出せません。
終盤はただ疲れて歌っているだけになり、効果的なボイトレにはなっていないでしょう。
○時間も練習した!という満足感だけがあっても、実際には良い練習ができていないかもしれません。
それより、短時間でも濃い練習をすることが大切です。
「今日は30分でこの曲を歌えるようにする」などと時間を決めて練習しましょう。
水を飲む
カラオケでは、飲み物を飲みながら練習しますが、自宅では飲むことを忘れて歌ってしまいがちです。水分補給をしないと喉が乾燥して傷みやすくなります。
長時間練習するときは特に水分補給を心掛けましょう。
でも、ジュースやコーヒー、ウーロン茶などは、喉に良くありません。
カラオケ練習しているときは、水を飲みながら歌うのが一番です。
耳を鍛える
最後にご説明する家でのカラオケ練習で守る事は、耳を鍛えることです。
歌うだけでは歌は上手くなりません。
聴く力を鍛えることで、ぐんと歌い方が変わってきます。
深夜など、静かに練習しなければいけないときは、耳を鍛える練習をしましょう。
ヘッドフォンをして聞けば、近所にも家族にも迷惑をかけることがありません。
原曲をしっかり聞きこむ
「好きな曲はいつも聞いているから耳で覚えている」と思うかもしれません。
しかし、ただ車の中などで聴いていても、本当に聞き込めているわけではないでしょう。
しっかり聞き込むためには、ノートとペンが必要です。
ノートに歌詞を書き(もしくはネットで印刷)、ペンを持って原曲を聞きましょう。
そして、気になる点があれば書き込んでいきます。
「このフレーズではこの音を盛り上げる」「このフレーズはウィスパーボイスで歌う」「この部分はビブラートがかかっている」など、何でもよいので気付きたことを書いていきます。
そうするとあなただけのオリジナルの楽譜ができます。
この楽譜を見ながら歌うと、ぐんと良い歌い方ができるでしょう。
録音した声を聞く
また、自分が歌っている声を客観的に聞くことも必要です。
スマホの録音機能などを使い、自分の声を録音しておきましょう。
先ほどのオリジナルの楽譜を見ながら、自分の声を聞いてみてください。
音程がずれているところ、リズムが合っていないところなど、苦手な部分をチェックしていきます。そして、その部分を集中的に練習しましょう。さらに歌って録音して聞いてみて、しっかり修正できているか確認します。
歌う、録音する、修正する、を繰り返すことで効果的なカラオケ練習ができるでしょう。
本気でカラオケが上手くなりたい人必見
カラオケが下手で悩んでいいませんか?実は大勢の人が失敗した経験を持っています。カラオケは趣味に留まらず仕事やコミニュケーションで活躍するスキルの一つですよね。
少しでも上手になるにはミュージックスクールは有効で最短で効果を出す有力は方法。ただ今では多くのスクールが有り何処で学べば良いか迷う事でしょう。
当サイトで厳選したすすめのスクールを紹介していますのでご参照ください[下記記事より]
友人や同僚などとカラオケに行ったとき、歌が上手い人はとても魅力的ですよね。 恋人同士の場合も、歌が上手いとより素敵に見えるもの。逆に歌があまり上手くないと、それだけで魅力が半減してしまうかもしれません。 「歌がうまくなりたい」「[…]
まとめ
カラオケ上手になるためには、継続が重要です。カラオケに行ったときだけでなく、たくさん歌って練習する必要があるのです。だから、家での練習がおすすめです。
でも、家で練習するには、いくつか守るべき事があります。
今回は、自宅でカラオケ練習するために守る5つの事をご説明してきました。
「防音対策」「小さな声でできる練習」「苦手克服練習」「無理のない練習」「聞く練習」を守って練習すれば、自宅でも効率良くカラオケ練習ができます。
カラオケでみんなを驚かすためにも、ぜひ自宅でボイトレを頑張ってみてください。