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カラオケで高音が出ない男性は損!男性の高音克服のコツを大公開!

男性ボーカルでもキーが高い曲って多いですよね。

B’zやスピッツ、ONE OK ROCKなどのハイトーンボイスはとても魅力的です。

そんな高音の曲をカラオケで思い切り歌えたらきっと気持ちが良いはず。そして周りからかっこいいと思われるはずです。

でも実際に歌ってみたら、キーが高すぎて全然歌えなかった…ということはありませんか?無理に高音を出そうとすると、音程がずれたり、声がかすれてかっこ悪くなってしまいます。

高音が出ない男性はカラオケで損をしていると言えるでしょう。

そこで今回は、高音が出ない男性にスポットを当ててみたいと思います。

高音が出ない男性でも、高音が出しやすくなる「男性の高音克服のコツ」があるのです。

コツを掴んで、高音の歌をかっこよく歌いこなせるようになりましょう。

男性は高音が出にくい

男性は高音が出にくい

カラオケで歌いたい曲を選んで歌ってみたら、高音すぎて断念してしまうことがあります。

男性はもともと声が低いので高音を出すことは難しいです。

それにもかかわらず、最近の男性ボーカルの曲は女性なみの高音が使われているので、実際に歌ってみるとキーが高すぎて歌えない…となってしまうのです。

でも高音に苦手意識を持ったままだと、いつまでも上手く歌うことはできないでしょう。

男性は高音が出にくい体の仕組みになっている

男性はもともと声が低いので、高音が出にくいです。

その理由は、女性に比べて高音が出にくい体の仕組みになっているからです。

声帯が長いと高音が出にくい

肺から送られた空気が声帯を振動させることで声になります。声帯とは、喉頭いわゆる喉仏にある左右2本のヒダ状のものです。

この声帯の振動が速いと高音、遅いと低音になります。

声帯が伸びると振動が速くなり高音が出ます。

声帯が緩むと振動が遅くなり低音が出る仕組みになっています。

ギターの弦を想像してください。

ピーンと張った状態だと音が高くなります。これと同じことが発声でも起きているのです。

つまり、声帯が長いとピーンと張りにくくなるので、高音が出にくくなります。

男性は声帯が長い

この声帯の長さは人によって違います。

一般的に女性の声帯は短く、男性の声帯は長いのです。

男性は、二次成長期のときに男性ホルモンが増えて男性らしい体つきに変わっていきます。このとき喉仏も成長します。

そして同時に声帯も長くなるのです。声帯が長くなり緩みやすくなることで、高音が出にくくなるというわけです。

男性でもトレーニングで高音が出せるようになる

男性は女性に比べて声帯が長いため、高音が出にくいことがおわかりいただけたと思います。

でも、カラオケで高音が出せる男性もいます。

ハイトーンボイスが魅力的な男性ボーカルもたくさんいます。高音が出ない男性と高音が出せる男性の違いはどこにあるのでしょうか。

もちろん、比較的声帯が短いことで高音が出る男性もいます。

でも、声帯が長くても高音を出せる男性もいます。

それは、高音を出すためのコツを知りトレーニングしているからです。

男性の高音克服のコツ

男性の高音克服のコツ

高音を出すためのコツや練習法がわかれば、男性でも高音を出すことができます。

以下の3ステップで、高音が出ない男性も音程克服ができるでしょう。

  1. 自分の音域を知る
  2. 高音を出す練習をする
  3. 自分の音域に合った曲を選ぶ

自分の音域を知る

自分の音域を知る

高音を出すためにまずしておきたいことは、自分の音域を知ることです。

音域とは、声を出せる音の範囲のこと。声域と呼ばれる場合もあります。

B’zの稲葉浩志さんは3オクターブ以上出すことができます。

マライア・キャリーは5オクターブも出すことができることで有名です。人によって音域は大きく異なるのです。

自分の音域を知るべき理由は、カラオケで選ぶ曲がわかるようになるからです。

また、音域を広げるための練習をした後「こんなに音域が広がった!」と実感することができるので、モチベーションアップになるというメリットもあります。

音域とは?

音域を知るためには以下の音名を知っておくと便利です。

音名とは「ドレミファソ」のことですが、音域を知るためには以下の音名が使われることが多いです。

ド レ ミ ファ  ソ ラ シ ド レ ミ ファ  ソ ラ シ ド レ ミ ファ
mid1C mid1D mid1E mid1F mid1G mid2A mid2B mid2C mid2D mid2E mid2F mid2G hiA hiB hiC hiD hiE hiF

低い順にlow~、mid~、hi~と表記されます。

ピアノ鍵盤の「真ん中のド」はmid2Cです。

このようにmid~、hi~で表記されることにより、オクターブの違う「ドレミファソ」がわかりやすくなるのです。

男性の平均的な音域はmid1D~hiAです。高音が出せる男性は裏声でhiFまで出すことができます。

音域を知る方法は?

それでは、自分の音域を知るためにはどうすれば良いのでしょうか。

いくつか方法があるのでご紹介したいと思います。

ピアノを使う

ピアノで「ドレミファソラシド」と弾きながら一緒に発声します。

声がかすれることなく出る限界の低い音、高い音を調べましょう。

その音が上記のlow~、mid~、hi~の何であるか確認します。

自分の音域は「mid○~hi△」と知ることができます。
ピアノがない場合は、簡単に使えるピアノアプリがあります。

YouTubeにも音域チェックできる動画がいくつかあるので試してみてください。

アプリを使う

最近は、音域を計測するための無料アプリがあります。

マイク部分に向かって高い声、低い声を出すだけですぐに計測してくれるのです。

自分の音域を一目で確認することができるのでおすすめです。

カラオケ採点システムを使う

カラオケ採点システムで自分の音域を知ることもできます。

DAM精密採点DX-Gの採点結果の画面には「声域」という部分があります。

その曲で自分が出した一番低い音、一番高い音がわかるのです。

声域
(画像出典:DAM★とも)

ただし、自分が出せる一番高い音がある曲でないと意味がありません。実際にはhiBが出せるのに、hiAまでしかない曲だと、本当に自分が出だせる音域を知ることはできません。

高めの曲を選曲して音域チェックをするようにしましょう。

高音を出す練習をする

高音を出す練習をする

自分の音域がわかったら、次に最高音を上げるための練習をしていきましょう。

残念ながら、すぐに簡単に高音を出す方法はありません。

もともと音域が低い男性が高音を出すためには練習が必要です。

男性でも練習しだいで高音が出せるようになるとも言えます。

裏声で高音を出す練習をする

男性は女性よりも声帯が長く緩みやすいことから、高音が出にくいというお話をしました。

この声帯の緩みを改善する方法が、裏声です。

地声よりも裏声で歌う練習をすることで、高音が出しやすくなるのです。

地声とは生まれつきの声。しゃべるときの自然な声です。

その地声が裏返った声が裏声になります。

地声で「あー」と発声する時には喉の力が入りません。でも裏声で「あー」発声すると喉に力が入る感覚がわかると思います。

地声と裏声では発声するときに使う筋肉が異なります。地声は声帯筋、裏声は輪状甲状筋が働いているのです。

輪状甲状筋は高音を出すためにとても重要な筋肉。なぜなら、声帯を引っ張る動きをする筋肉だからです。

声帯が伸びると振動が速くなり高音が出やすくなります。

男性はもともと声帯が長いため緩みやすいのですが、輪状甲状筋が発達することで声帯が張りやすくなるのです。

そして高音が出やすくなります。

このように、裏声を練習して輪状甲状筋を鍛えていけば、高音が出るようになるのです。

喉を開いて歌う

高音を出そうとする時、力の入った大きな声になっていませんか?

ただ高い声を出そうとすると、力の入った大きな声になってしまいます。

すると、喉が閉まった状態になり、高音が出しにくくなるのです。

高音を出すためには、喉を開くことが重要です。

そのためには力を入れずリラックスした状態で歌うことがポイント。
あくびで喉が開くイメージをするのも良いです。

力んで歌うよりも、高い声が楽に出せるようになるでしょう。

何度も歌ってみる

カラオケで1曲目は高音が出なかったのに、3曲目くらいになると上手く高音が出ることがありませんか?

それは喉が慣れてくるからです。

高音を出すためには、喉を慣らすことが重要です。高音が出ないのは歌う練習をあまりしていないからかもしれません。

高音の歌だけでなく、とにかくたくさんの曲を歌って練習しましょう。

喉が慣れてくることで、高音が楽に出せるようになります。

このような高音のための練習で、自分の音域を広げることが期待できます。

高音を出すためには、何度も繰り返すことが大切です。すぐに結果が出なくてもさらに練習を重ねることで、きっと高音克服ができるはずです。

自分の音域に合った選曲をする

自分の音域に合った選曲をする

自分の音域を知ること、その上で高音練習をすることをお話してきました。

さらにカラオケで男性が高音を出すコツがあります。

それは「選曲」です。自分の音域にあった曲を選ぶことが重要です。

カラオケで曲を選ぶ時は、「歌いたい曲」を選びがちになります。そうではなく「自分の音域にあった曲の中から好きな曲を選ぶ」ようにしていきましょう。

自分の音域の範囲内の高音ならきれいにかっこよく出すことができます。音域以上の高音を無理に出そうとするから失敗してしまうのです。

音域の低い曲、高い曲を知る

なんとなく高い声の曲だなと思っていても、実際に歌ってみたらそれほど高くないことがあります。

自分の音域に合った曲を選ぶためには、音域の低い曲、高い曲を正確に知る必要があります。

低めの曲と高めの曲の例を見てみましょう。

低めの曲

「JAM」THE YELLOW MONKEY
最低音:mid1C
最高音:mid2F

「Squall」福山雅治
最低音:lowE
最高音:mid2E

高めの曲

「Forever Love」X JAPAN
最低音:mid1C
最高音:hiD

「青い春」back number
最低音:mid1D
最高音:hiC

このように、男性歌手の歌でも最高音が大きく異なることがわかります。

自分の音域と曲の音域がわかれば、無理なく高音を出せる曲を選ぶことができます。

音域を検索できるサイトがいくつかあるので活用してみてください。

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まとめ

今回は男性の高音克服について考えてきまいた。

最近の人気男性アーティストの曲は高音が多いです。そんな歌をカラオケで歌いこなせたら注目を集めることができるはず。高音が出ないから無理と諦めずに、ぜひ挑戦してみてください。

自分の音域を知り、練習し、さらに自分の音域に合った曲を選ぶことが、男性の高音克服のコツです。

高音が出せると、歌える曲も増えてきます。憧れのハイトーンボイスの男性ボーカルの曲も歌えるようになるでしょう。