カラオケで高得点を取るためにはさまざまなテクニックで点数をかせぐ必要があります。
しかし、テクニックの加点は難しく、うまくいかないと減点になってしまう場合もあるので注意が必要です。
テクニックの中でも難しいのがビブラートでしょう。
ビブラートはプロの歌手のテクニックというイメージが強いため、加点は諦めているかもしれませんね。
そこで今回は、カラオケの点数を上げるためのビブラートについて解説したいと思います。
ビブラートは難易度が高いと思われがちですが、高得点を出しやすいビブラートタイプ、ビブラートが出しやすい曲がわかると、ビブラートの点数を取りやすくなります。
カラオケでのビブラート点数を諦めている方でも、今回ご紹介するコツをおさえていただくと、ビブラート点数をのばすことができるでしょう。
ビブラートでカラオケ点数を上げる方法は?ボックス型などのタイプや出しやすい曲が知りたい
ビブラートは、声に表情をつけたり、心地良く響かせることができるので、歌がうまく聞こえる効果があります。
さらにビブラートはカラオケの採点項目にもなっているため、うまく使いこなすことができればカラオケ点数を底上げすることができるでしょう。
でも、素人がビブラートを使いこなすのはちょっとハードルが高い感じがしますよね。
しかもボックス型などさまざまなタイプがあるため、どのタイプのビブラートを使うべきか迷ってしまいます。
さらに、ビブラートが出しやすい曲、出しにくい曲があるため選曲に迷うという問題もあるでしょう。
まずはこららの問題から深掘りしたいと思います。
カラオケで点数を上げやすいビブラートタイプは?
一口にビブラートと言っても小さく揺れるタイプや大きく揺れるタイプ、音程が上がっていくタイプなどさまざまなタイプのビブラートがあります。
カラオケで点数を出しやすいのはどのタイプなのでしょうか。
それがわからないと、せっかくビブラートを出していても加点対象にならないかもしれません。
カラオケでビブラートを出しやすい曲は?
また、カラオケでビブラートを出しやすい曲も知りたいですよね。
一般的にスローテンポな曲はビブラートを出しやすい、アップテンポな曲はビブラートを出しにくいというイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。
出しやすい曲を選んで効率よくビブラート点数を上げたいですね。
このようなカラオケ採点の際のビブラートに関する疑問があると、効率よくビブラート点数をかせぐことができません。
次の章では、このような疑問を解消して、カラオケでビブラート点数を上げる方法を考えていきたいと思います。
カラオケでビブラート点数を上げる方法!ビブラートタイプ・出しやすい曲で高得点を狙おう
DAMのカラオケ採点システムの採点項目は、音程、表現力、安定性、ロングトーン、ビブラート、リズムの6つになります。
もっとも配点が高いのは音程ですが、それ以外の技術点も重要です。
高得点を目指すために必要となるビブラートですが、点数が出にくいのも事実。
しかし、高得点を狙いやすいビブラートタイプ、ビブラートを出しやすい曲を知ることで、スムーズに加点できるようになるでしょう。
ここからは、カラオケで高得点を狙いやすいビブラートタイプ、さらにビブラートしやすい部分が多い曲をご紹介したいと思います。
カラオケで点数を上げやすいビブラートタイプは?ボックス型など高得点を狙いやすいタイプを解説
まずは、カラオケで点数を上げやすいビブラートタイプからご説明したいと思います。
ビブラートは、音を伸ばすフレーズで声を揺らすテクニックですが、いくつかのタイプに分かれているのが特徴です。
揺れが大きいタイプ、揺れが小さいタイプ、音程が上がっていくタイプ、振り幅が大きくなっていくタイプなどさまざま。
ふつうに歌う時には、どのビブラートを使っても良いのですが、カラオケの場合は違います。
カラオケ採点では、高得点を取りやすいビブラートタイプがあるからです。
例えば、揺れが小さいビブラートは不安定になりやすいため得点になりにくく、揺れが大きいビブラートは安定しやすいので得点に繋がる傾向にあります。
点数が出やすいタイプのビブラートを理解し練習することで、点数アップに繋げることができるでしょう。
カラオケDAMが設定しているビブラートのタイプをご覧ください。
(画像出典:DAM★とも)
ビブラートと判定されやすいビブラートタイプ
一口にビブラートと言ってもさまざまなタイプがあることがわかりますね。
ポイントは、このA~Hのタイプの中で、カラオケ採点で「ビブラート」と判定されやすいのはA~Cだけということです。
つまり「ボックス型」だけということですね。
E~Hはカラオケ採点の基準では「きれいなビブラートではない」と判断されてしまうため加点になりにくいです。
まずは、カラオケ採点で加点対象になるボックス型A~Cを見ていきましょう。
ボックス型A
小刻みに揺らすビブラートで、別名「ちりめんビブラート」とも呼ばれます。
アップテンポの曲に使う時にはこのタイプのビブラートが使いやすいです。
さらに、揺れ幅が小さいと「A-1」、普通が「A-2」、大きいと「A-3」ということになります。
小刻みに揺れるビブラートのほうが簡単と思う方もいるかもしれませんが、この小刻みビブラートはカラオケ採点においては難易度が高いです。
カラオケ採点においてビブラートとして高評価されるためには、音の揺れ幅、揺れる間隔が一定できれいなビブラートでなければいけません。
すべての揺れが同じ幅できれいに揺れる必要があるのです。
同じ長さのビブラートをする場合は、小刻みに揺れるビブラートはゆったり揺れるビブラートよりも振動数が増えます。
その揺れすべてを同じ揺れ幅にする必要があるため、難易度が高くなるということですね。
このような理由から、ボックス型Aは高得点を狙いにくいタイプのビブラートと言えます。
特に「A-1」のビブラートは、揺れる周期が速く揺れ幅も小さくなるため、きれいな揺れをつくるのは非常に難しいでしょう。
ボックス型B
揺れる周期が標準的なビブラートで、早すぎず遅すぎないビブラートです。
揺れ幅が小さいと「B-1」、普通が「B-2」、大きいと「B-3」となります。
ボックス型Aの小刻みに揺らすビブラートよりもきれいな揺れを作りやすく、アップテンポの曲にもスローテンポの曲にも使いやすいというメリットもあります。
ボックス型C
大きくゆったり揺らすビブラートです。
スローテンポの曲や演歌などに多用されています。
揺れ幅が小さいと「C-1」、普通が「C-2」、大きいと「C-3」となります。
揺れる周期がゆっくりなので、余裕をもってきれいな揺れをつくることができて、高得点を狙いやすいビブラートと言えます。
ボックス型Cの中でも、揺れ幅が大きい「C-3」は特にきれいな揺れを作りやすいビブラートでしょう。
カラオケ採点でビブラートと判断されるボックス型3つのタイプについておわかりいただけたでしょうか。
繰り返しになりますが、カラオケ採点でビブラートとして高評価されるためには、音の揺れ幅、揺れる間隔が一定できれいなビブラートである必要があります。
この観点から、カラオケでおすすめなビブラートタイプは以下になります。
とてもオススメ | オススメ | ややオススメ | あまりオススメしない | オススメしない |
C3 | B2、B3、C2 | B1、C2 | A2、A3 | A1 |
あくまでも目安にはなりますが、このようなタイプ別のオススメ度を参考にしてみてください。
どんなビブラートで得点を狙うべきか意識することで、今まで以上にビブラートの点数が取りやすくなるかもしれません。
DAMの採点システムでは、最後に「ボックス型 C-2」というように、どのタイプのビブラートが出ていたか表示されます。
その結果を見ながら、「今のビブラートは少し早すぎてB-1タイプだったから、次はもっとゆっくり揺らしてC-3になるようにしよう」など、使い分けられるようになったらベストですね。
ビブラートと判定されにくいビブラートタイプ
次にビブラートと判定されにくいビブラートタイプをご説明しましょう。
カラオケ採点でビブラートとして高評価されるためには、音の揺れ幅、揺れる間隔が「一定」である必要があります。
D~Hのビブラートタイプは、音程や揺れ幅が一定ではないため、「きれいなビブラートではない」と判断されてしまうのです。
1つずつ見てみましょう。
上昇型D
音程が徐々に上昇するビブラートタイプです。
下降型E
音程が徐々に下降するビブラートタイプです。
縮小型F
音の揺れ幅が小さくなっていくビブラートです。
拡張型G
音の揺れ幅が大きくなっていくビブラートです。
・ひし型H
音の揺れ幅が、「小さい→大きい→小さい」と変化していくビブラートです。
このようなビブラートは、ふつうに歌う時は良いですが、カラオケ採点の時は避けた方が良いビブラートです。
D~Hのビブラートタイプにはならないことを意識してビブラートをするようにしましょう。
ここまでビブラートタイプについて解説してきました。
ただ何となく声を揺らしてビブラートを取り入れるのではなく、このようなタイプを意識することで、ぐんとビブラート点数がアップすることがあります。
「カラオケで点数を上げやすいビブラートタイプは?」の疑問は解消されたでしょう。
次の章では、もう一つの疑問「カラオケでビブラートを出しやすい曲は?」について解説したいと思います。
カラオケでビブラートが出しやすい曲は?出せる部分が多い、出しやすいキーの曲について解説
次に、カラオケでビブラートを出しやすい曲について解説していきましょう。
アップテンポな曲よりもスローテンポな曲のほうがビブラートを出しやすいイメージはあるでしょう。
それも間違いではありませんが、それ以外にも重要なポイントがあります。
それは、「ロングトーンが多く含まれている」「無理のないキーでビブラートができる曲」「ビブラートが多いアーティストの曲」ということです。
この3つのポイントに関して解説しながら、ビブラートが出しやすい具体的な曲もご紹介しましょう。
①ロングトーンが多い曲
カラオケでビブラートが出しやすい曲は、ロングトーン、つまり長く伸ばす音が多く含まれている曲です。
ビブラートは短い音の部分で使うこともできますが、長く伸ばす音のほうが出しやすいでしょう。
ビブラート初心者の方は、特にロングトーンが多い曲がおすすめです。
ロングトーンがたくさんあればそれだけビブラートをするチャンスが多いので、得点をかせぎやすいでしょう。
「さくら」森山直太朗
スローテンポな曲で、一つ一つの音も丁寧に伸ばしているので、ビブラートを練習するためにピッタリの曲です。
森山直太朗さんのビブラートをそのまま真似ているうちに、ビブラートを入れるべき部分がわかってくるでしょう。
「春よ、来い」松任谷由実
松任谷由実さんの曲もロングトーンが多いので、ビブラート練習におすすめです
この曲は特に音程の上がり下がりが比較的少ないので、ビブラートに集中して練習することができるでしょう。
②無理のないキーでビブラートができる曲
ロングトーンが多い曲でも、自分に合わないキーの曲だときれいなビブラートはできません。
例えば、レミオロメンの「粉雪」はロングトーンが多いですが、サビのキーが高いので上手くビブラートするのは難易度が高いでしょう。
無理のないキーでビブラートができる曲を選ぶことも重要です。
自分の音域に合っている曲を選ぶことで、きれいなビブラートがしやすくなるでしょう。
「海の声」桐谷健太
比較的音域が狭い曲なので、無理なくビブラートをかけられるでしょう。
ロングトーンが多いので、ゆっくり落ち着いてビブラート練習ができます。
沖縄特有ののんびりとしたリズムとメロディなので、初心者でも歌いやすいですよ。
「Story」AI
AIさんの大ヒット曲の「Story」も音域があまり広くないので歌いやすい曲と言えます。
スローテンポで長く伸ばす音も多いので、余裕を持ってビブラート練習ができるでしょう。
気持ちを込めやすい曲でもあるので、自然なビブラートがかけやすいところもポイントです。
③ビブラートが多いアーティストの曲
ロングトーンの部分でビブラートをかけるのが自然ですが、「どこでかければいいかわからない」という方は、ビブラートが多いアーティストの曲を選ぶのがおすすめです。
物まねをするように歌い方を似せていくと、自然ときれいなビブラートが出せるようになるでしょう。
「First Love」宇多田ヒカル
ビブラートと言えば、宇多田ヒカルさんを思い浮かべる方は多いでしょう。
宇多田ヒカルさんは、小刻みに揺れる「ちりめんビブラート」が上手いことで知られています。
特にこの曲には宇多田ヒカルさんらしいビブラートが多く使われているので、真似やすい曲と言えます。
キーは高めで難易度は高い曲ですが、ビブラート練習には最適な曲です。
「瞳を閉じて」平井堅
平井堅さんもビブラートを多用されているアーティストです。
のびやかで非常に美しいビブラートをかけているので勉強になるでしょう。
この曲はロングトーンの部分が多く、たくさんのビブラートをかけられるので高得点を狙えますよ。
カラオケでビブラート点数を上げるテクニック
ここまでカラオケでビブラートが出しやすい曲についてご説明してきました。
最後に、このような曲で練習する時に、ビブラート点数を上げやすくするためのテクニックをご紹介したいと思います。
それは、ビブラートをする部分を決めておくこと、「1秒以上」を意識してビブラートをかけることです。
①ビブラートをする部分を決めておく
カラオケでビブラート点数を上げるためには、その場の雰囲気でビブラートをかけるのではなく、あらかじめビブラートをする部分を決めておくことがポイントです。
ビブラート初心者の方の場合、カラオケで歌いながら「この部分でビブラートをかけようかな」と判断しながら歌うと、迷いが生じてしまい不安定なビブラートになってしまうでしょう。
そうするとビブラートとして加点されないだけでなく、音程がズレたと判断されて減点になってしまうかもしれません。
全てのロングトーン部分を全てビブラートにしてしまうとクドい歌い方になってしまうため、まっすぐ伸ばす部分、ビブラートをかける部分にわけて考えておきましょう。
ビブラートをすると決めた部分は思い切って堂々とビブラートをかけることが大切です。
②1秒以上を意識してビブラートをする
カラオケのビブラート点数をかせぐためには、1秒以上を意識してビブラートをしましょう。
カラオケ採点システムでビブラートと判定されるためには、音の揺れ幅、揺れる間隔が一定になる必要があります。
そして、そのビブラートは1秒以上でなければいけないという採点ルールがあるのです。
きれいなビブラートであっても1秒未満であれば加点対象になりませんのでご注意ください。
1秒未満だと、先ほどと同じように音程がズレたと判定されてしまうこともあるので気を付けてくださいね。
この2点をおさえてビブラート練習をすることで、徐々にビブラート点数が上がってくるでしょう。
「もっと基礎的なビブラートのやり方が知りたい」という方は、こちらの記事「ビブラートの3つの練習法」をご覧ください。
喉ビブラートの出し方、顎ビブラートの出し方、横隔膜ビブラートの出し方について詳しく解説しています。
本気でカラオケが上手くなりたい人必見
カラオケが下手で悩んでいいませんか?実は大勢の人が失敗した経験を持っています。カラオケは趣味に留まらず仕事やコミニュケーションで活躍するスキルの一つですよね。
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友人や同僚などとカラオケに行ったとき、歌が上手い人はとても魅力的ですよね。 恋人同士の場合も、歌が上手いとより素敵に見えるもの。逆に歌があまり上手くないと、それだけで魅力が半減してしまうかもしれません。 「歌がうまくなりたい」「[…]
カラオケでビブラート点数を上げるためには、ビブラートタイプを知り、出しやすい曲を選ぶのがポイント
今回は、カラオケでビブラートの点数を上げる方法について考えてきました。
カラオケ採点でビブラートの加点を狙うためには、「ボックス型」というビブラートタイプを使うことがポイントです。
それ以外のタイプだとビブラートを採点されないことが多いのでご注意ください。
また、ビブラートが出しだしやすい曲を選ぶことことも大事。
ロングトーンが多い曲、出しやすいキーの曲、ビブラートが多いアーティストの曲を選ぶと、ビブラートが出しやすく、効果的な練習ができるでしょう。
また、ビブラートを入れる場所をあらじめ決めておくこと、1秒以上ビブラートを維持することを意識するのもポイント。
今回ご紹介した方法を参考にしていただくと、カラオケで効率よくビブラート練習ができるでしょう。