上手く歌うために必要な要素は色々ありますが、その中でも重要なのは「高音」ですよね。
カラオケできれいな高音を出せる人はかっこいいですが、高音部分で声がかすれたり出なかったりするとかっこ悪いですよね。
ところが、高音がきれいな歌声になりたいと思っても簡単にはできません。
高い音は出せないから仕方ないと諦めている方は多いでしょう。
しかし、高音の出し方は意外と簡単。コツがわかれば、本格的なトレーニングをしなくても高音が出しやすくなります。
今回の記事では、そんな高音の出し方について解説したいと思います。
高音を出すためのポイントは「声を出す練習をする」「喉を開く」「リラックスする」「マイクを軽く持つ」「イメージする」です。
たくさんありますが、1つ1つはすぐに簡単にできるものなのでご安心ください。
コツをおさえて練習すれば、高音がきれいな歌声も夢ではありません。ワンランク上の歌い方ができるようになるでしょう。
歌が上手く聞こえないのは高音が出ないから?高音が出ない4つの理由
上手く歌うためには、高音のきれいな歌声を出すことが大切ですが、なかなか高音が出せないとお悩みの方は多いでしょう。
「高音部分さえ出せたら上手く歌えるのに…」「高音が出ればもっと色々な曲に挑戦できるのに…」などと思ってしまいますよね。
中音や低音は上手く出せるのに、どうして高音は上手く出せないのでしょうか。
そこで、高音が出ないと諦める前に、まずは高音が出ない理由から考えてみたいと思います。
その理由の中に、高音を出すためのヒントがあるかもしれません。
高音が出ない理由として考えられるのは、「筋肉がうまく動いていない」「喉が閉まっている」「力が入り過ぎている」「高音は難しいと思っている」の4つです。
1つず詳しく見ていきましょう。
高音が出ない理由①:筋肉がうまく動いていない
高音が出ない理由として、筋肉がうまく動いていないことが挙げられます。
高音を出すためには、口の筋肉はもちろん、喉周辺の筋肉や腹筋などさまざまな筋肉を動かす必要があります。
特に高音の場合は、中音や低音よりも筋肉を動かす必要があるため、筋肉が動いていないときれいに発声することができません。
例えば朝起きた時にすぐに大きな声、高い声を出そうと思ってもうまく出ないですよね。
カラオケでも同じように、1曲目は上手く声が出なくても、数曲歌っていると大きな声が出せるようになったりします。
数曲歌っているうちに、高音が出やすくなることもあるでしょう。
カラオケで高音が出ないのは、筋肉が温まっていないためにうまく動かない、それにより高音が出ないことが考えられます。
- カラオケで通る声が出にくい
- カラオケで小さい声で歌う傾向にある
- カラオケで1曲目は高音が出ないけれど、数曲歌っていると少し出るようになってくる
このような方は、声が上手く出ていないから高音が出ない可能性が高いでしょう。
高音が出ない理由②:喉が閉まっている
高音が出ない理由として、喉が閉まっていることが考えられます。
高音を出すためには喉を開くことが大切です。喉が開くことで声が響きやすくなり高音が出しやすくなるからです。
「喉を開くってどういうこと?」と思うかもしれませんね。
喉が開いた状態とは、口の置くにある咽頭腔という喉の空間が作れている状態です。
わかりやすいのは「あくび」をした時の状態です。
あくびをすると喉の奥が一気にぐっと広がる感覚があると思います。それが喉が開いた状態です。
それでは、どうして喉の奥が開くと良いのでしょうか。
それは、音を響かせる空間が確保できるからです。
声に限らず、音を作るためには音を響かせるための空間が必要になります。ギターなどの弦楽器、トランペットなどの管楽器にも空洞があるのはそのためです。
口の中に空洞があれば声が響きやすくなるので、高音が出しやすくなるでしょう。
しかし、高音を出そうとすると喉仏が上がり喉が閉まった状態になってしまいます。
これにより高音が出にくくなってしまっていることが考えられます。
- 高音を出すと潰れたような声になる
- 高音を出すと声が小さくなる
- 高音を出すと喉が痛くなる
このような方は、喉が閉まっていることで高音が出にくくなっているでしょう。
高音が出ない理由③:力が入り過ぎている
力が入り過ぎているために高音が出ていないケースも多いです。
力を入れたほうが高音が出しやすくなるイメージがある方は多いでしょう。
高音を出そうと思うと自然と力が入ってしまう方もいると思います。
高音部分になると、マイクを持つ手にも力が入ってしまいますよね。
しかし、力が入ってしまうと、前述したように喉が閉まって高音が出しにくくなったり、肩に力が入って腹式呼吸ではなく胸呼吸になることで高音が出にくくなります。
- 高いキーの歌を歌うと疲れる
- 高音部分にくると肩が上がってしまう
- 高音部分で目をつむることがある
このような方は、力が入り過ぎているために高音が出ていないことが考えられます。
高音が出ない理由④:高音は難しいと思っている
高音は難しいと思っているために、高音が出ないということも考えられます。
高音が出ない方は、「自分は高音が出ないタイプ」「自分には高音は無理」など、自分にとって高音は難しいものだと思い込んでいることが多いです。
高音は難しいというネガティブなイメージがあると、ますます出にくくなります。
前述したような「喉締め声」「力み声」がより顕著に出てしまうでしょう。
高音に苦手意識があると、できるだけ高音がない曲ばかりを選曲してしまい、なかなか高音練習ができないという問題もありますね。
- カラオケで高音の曲は敢えて選ばない
- カラオケで高音部分が上手く歌えずに恥ずかしい思いをしたことがある
- 自分の高音の声は魅力的ではないと思っている
このように高音に対してネガティブな感情がある方は、そのイメージのせいで高音が出にくいのかもしれません。
ポジティブな気持ちに変えること、高音は出しやすいというイメージと持つ必要があるででしょう。
ここまで高音が出ない理由として「筋肉がうまく動いていない」「喉が閉まっている」「力が入り過ぎてしまう」「高音は難しいと思っている」という4つの理由についてご説明しました。
このような理由により高音がでないことで、歌が上手く聞こえない方は多いでしょう。
高音のきれいな歌声を目指すためには、この4つの問題を解消することがカギになります。
次の章では、このような問題点を踏まえて、高音の出し方を考えていきましょう。
意外と簡単にすぐできる出し方のコツですので、ぜひ参考にしてください。
歌が上手くなる方法は高音がきれいな歌声!簡単にすぐできる4つの練習法
歌が上手くなる方法の鍵は高音にあると言っても過言ではありませんが、高音が苦手な方は多いです。
上の章では高音が出ない理由について考えていきました。
その理由を解消することで、高音がきれいな歌声を目指すことができます。
「高音を出すのって本格的なトレーニングが必要では?」と億劫に思う方が多いかもしれませんが、意外と簡単にすぐできる方法があります。
「声を出す練習をする」「喉を開く練習をする」「リラックスして歌う」「高音を出すイメージをする」という4つの練習をすることで、意外とすぐに高音が出やすくなるでしょう。
1つずつ具体的にご説明していきますね。
高音を出すための練習①:声を出す練習をする
高音が出ない理由として、筋肉がうまく動いていないために声が出ていないということをご説明しました。
そもそも声が出ていないと高音をきれいに出すことはできません。
この問題を解消するために、声を出す練習からはじめましょう。
高音を出すためには高音練習ばかりを集中的にすべきと考えるかもしれませんが、まず声を出すという基礎練習が重要になります。
声がしっかり出るようになれば、ぐんと高音が出しやすくなりますよ。
声を出す練習として効果的なのは「リップロール」「腹式呼吸」「ロングトーン」です。
詳しい練習方法を見ていきましょう。
リップロールを練習する
声を出すためには口の周りの筋肉を温めておく必要があります。
そのためにとても効果的なのがリップロールです。唇をくっつけた状態で空気を送り出し、「ブゥー」と唇を震わせながら行うものです。
子供の頃にふざけてやったことがある方も多いでしょう。
れはとても効果的なボイストレーニングの1つなんです。
まず、唇の周りの筋肉をリラックス状態にすることができるメリットがあります。
さらに、口を開けて発声するより空気の流れが悪くなるため、横隔膜を使って空気の調整をすることになります。
これにより横隔膜のトレーニングになるというメリットもあります。横隔膜を鍛えることは、発声の基本である腹式呼吸の練習にもなるのでおすすめです。
以下のような方法で行いましょう。
- ステップ①:唇を軽く閉じる
- ステップ②:唇を少し前に突き出す(アヒル口をイメージして口角を上げる)
- ステップ③:ゆっくり口から息を吐きながらブゥーと唇を震わせる
ただし、この3ステップでうまくリップロールができない方もいるでしょう。
その場合は以下の方法で行うと上手くいきますよ。
- 唇が乾燥しないようにリップクリームや水で潤してからリップロールをする
- 息の量を強すぎず弱すぎないように調節する
- 頬の下部分を指で持ち上げながらリップロールをする
唇が乾いているとリップロールしにくいため潤してみましょう。
またリップロールは息が強すぎても弱すぎてもできませんので、息の量を調整してみてくださいね。
それでもできない方は、頬の下部分を手でキュッと持ち上げ(強制的に笑顔にするイメージ)、そのままリップロールすると、スムーズにできるようになりますよ。
このリップロールをすることで口の周りの筋肉がほぐれ、声が出やすくなるでしょう。
高音が出やすい状態を作ることができます。
リップロール練習は自宅でもカラオケで歌う前にも効果的です。
簡単にできるトレーニング法なのでお風呂に入っている時や、家事をしている時など、すきま時間にやってみてくださいね。
腹式呼吸を練習する
声を出すためにはお腹の筋肉を使う必要もあります。
そのために効果的なのは、腹式呼吸です。これは高音だけでなく発声するためにとても重要なトレーニング法なので覚えておくと良いでしょう。
人は、胸の筋肉を使った「胸式呼吸」とお腹の周りの筋肉を使った「腹式呼吸」をしています。
起きている時は胸式、寝ている時はリラックスしている時は腹式になっているのが一般的です。
腹式呼吸は、鼻からゆっくり息を吸い込み、口からゆっくり息を吐き出す呼吸法。
腹式呼吸のほうがたっぷりの息を吸って吐くことができるので、のびやかな声や高い声が出しやすくなるというメリットがあるのです。
自然に腹式呼吸ができる方は良いですが、感覚が掴めない方は以下のように仰向けになって行うと良いでしょう。
- ステップ①:仰向けになりリラックスする
- ステップ②:両手を下腹部分に置く
- ステップ③:置いた手を押し上げるようにお腹を膨らませながら息を吸い込む
- ステップ④:手の位置を戻すようにお腹を凹ませながら息を吐く
ポイントは、下腹に手を置くこと。手でお腹の動きを感じながら呼吸することができるからです。
慣れてきたら手を置かずに呼吸してみてくださいね。
また腹式呼吸は立った状態よりも寝た状態のほうがスムーズにできます。
寝た状態で感覚が掴めたら、立った状態で腹式呼吸ができるようにしましょう。
さらに詳しい腹式呼吸の練習法は、こちらの記事「腹式呼吸のコツを解説」で解説しておりますので、ぜひ合わせてご覧ください。
このような腹式呼吸の練習をすることで、お腹の筋肉が動きやすくなり、声が通るようになるでしょう。
声が安定することで高音が出しやすくなります。
腹式呼吸は慣れることが大事ですので、寝る前やお風呂など、少しずつ練習してみてくださいね。
カラオケで自然と腹式呼吸で歌えるようになれば、今までつまづいていた高音部分もスムースに発声できるようになるでしょう。
ロングトーンを練習する
次にご紹介する声を出すために練習法はロングトーンです。声を伸ばし続けるボイストレーニングですね。
力強い声を出してスムーズに高音を出すためには、肺活量が必要です。
肺活量とは、最大限息を吸い込んで肺にためた後に、吐き出せる空気量のことです。
これを鍛えることで吐く息の量を増やすことができます。
そのために効果的なのがロングトーンです。以下のような方法で練習しましょう。
・ステップ①:腹式呼吸をする
まずは先ほどご説明した腹式呼吸で「吸って~、吐いて~」を繰り返しましょう。
・ステップ②:口からゆっくり息を出しながら発声する
次に「吐いて~」の時に「あ~」と発声します。
胸式呼吸よりも息をたっぷり吸っているので、長く伸ばせる感覚がわかると思います。
・ステップ③:同じ音程、同じ声量で伸ばし続ける
音程が上がったり下がったりしたり、強弱ができてしまうのはロングトーンではありませんので、一定になることを意識しましょう。
・ステップ④:30秒を目標にロングトーンをする
スマホのストップウォッチ機能などを使い30秒を目標に練習してくださいね。
このようなロングトーン練習により、力強い声が出しやすくなります。
30秒ピッタリは測る必要はありませんので、お風呂などで練習してみてくださいね。
カラオケでのびやかな声が出せようになり、高いキーも発声しやすくなるでしょう。
高音を出すための練習②:喉を開く練習をする
「リップロール」「腹式呼吸」「ロングトーン」で声を出す練習をしたら、次は喉を開く練習をしましょう。
高音が出ない大きな理由は喉が閉まっているからです。
喉を開く感覚が掴めると、意外とすぐに高音が出るようになるので、ぜひマスターしてくださいね。
高音で喉が閉まるのはどうして?
ここで、より効果的に喉を開く練習をするために、高音で喉が閉まる仕組みについてご説明したいと思います。
上の章では、喉が開くことで声が響き高音が出しやすくなること、しかし高音を出すと喉が閉まりやすくなるというお話をしました。
それでは、どうして高音を出すと喉が閉まりやすくなるのでしょうか。
それは喉にある筋肉の動きが関係しています。
喉仏を触りながら「ドレミファソラシド~」とどんどん音程を上げて発声してみてください。
高い音程になると喉仏が上がっていくのがわかると思います。さらに喉が閉まった状態になるのもわかるでしょう。
この喉仏が上がる仕組みをご説明しましょう。
発声に関わる筋肉の中に、輪状甲状筋という高音を出すために重要な筋肉があります。
輪状甲状筋が縮むと声帯が張り高音が出るのですが、この時同時に甲状舌骨筋という筋肉も動いてしまうのです。
そしてこの甲状舌骨筋が動くと喉仏が上がるという仕組みになっているのです。
筋肉の仕組みにより、声が高くなればなるほど、自然と喉仏が上がり喉は閉じてしまうということですね。
喉を開くためには、この筋肉の動きに抗う必要があるのです。
このような仕組みをイメージした上で、喉を開く練習をするとわかりやすいと思います。
喉仏の位置をコントロールする
高音になると喉仏が上がる感覚が確認できたら、喉仏の位置をコントロールする練習をましょう。
喉が開いている状態としてわかりやすいのは、あくびをした時の口です。
これを利用して以下のような練習をしましょう。
・ステップ①:喉仏が上がる音程を確認する
まず、「あ~」で「ドレミファソラシド」の音程を歌い、どの音のときに喉仏が上がるのか確認してください。
喉仏を手で触りながら確認してくださいね。
・ステップ②:その音の時に、グヮっとあくび口にしてみる
もう一度「ドレミファソラシド」と歌ってみます。
喉仏が上がる音のときに、「あ~」と発声しながら、グヮっとあくびの口をしてみてください。
・ステップ③:喉仏が上がりにくくなるのを確認する
その時、喉仏が上がりにくくなることを確認してください。
あくび口でイメージができない方は、びっくりした時の口もおすすめ。
「ハッ」と瞬間的にびっくりすると喉が閉まってしまうので、スローモーションでびっくりすることがポイントです
このようにして、あくび口、びっくり口で喉仏の位置をコントロールする練習をしていきましょう。
高音を歌う時はこの時の口をイメージすれば、意外と簡単に高音が出る場合がありますよ。
エッジボイスを練習する
高音を出すためには、喉を開き声帯を震わせることもポイントになります。
この声帯を震わせる感覚を知る方法が、エッジボイスです。ホラー映画「呪怨」で幽霊が出す不気味なあの声です。
以下のような方法で練習してみましょう。
- ステップ①:軽く口を開ける
- ステップ②:喉の奥からガラガラ~と声を出す
- ステップ③:ガラガラ声を出しながら、徐々に口を大きく開けていく
- ステップ④:喉の奥からコロコロという音がするのを確認する
エッジボイスの感覚がわからない方は、このような方法で練習してみてください。
コロコロという音がしたら、喉が開き、声帯が震えている状態です。この感覚を体で覚えるまで繰り返しましょう。
その喉の感覚をイメージしながら高音を出せば、喉が開いた状態で発声することができるでしょう。
割り箸を使って練習する
喉を開く状態はわかりにくい、キープして歌うのは難しいという方におすすめなのが、割り箸を使って喉を開く練習法です。
歯を閉じると自然と喉が開くという仕組みを利用した練習法となっています。
割り箸を利用して喉が開いた状態を作り、その状態を体に覚えさせ、その状態で歌うことを目指します。
準備するのは割り箸2膳だけです。割らずにそのまま使います。
以下のような流れで行いましょう。
・ステップ①:普通に「あ~」と発声する
まずは、割り箸なしで普通に発声し、喉が開いていない感覚を覚えておきます。
・ステップ②:割り箸をくわえる
左左それぞれの奥歯で、割り箸の太いほうを噛み「い」の口にします。
割り箸を噛むことで、舌が喉をふさげなくなり、強制的に喉を開くことができます。
・ステップ③:喉が開いた状態を確認する
喉が開いている状態を体で覚えましょう。
・ステップ④:割り箸を噛んだまま発声する
そのまま「あ~」と発声し、割り箸なしの「あ~」との違いを感じてください。
きれいに高音が響く感覚がわかると思います。
・ステップ⑤:割り箸を外して発声する
最後に割り箸を外して発声し、喉が開いた状態がキープできるようにしましょう。
もしできていない場合は、また割り箸をかんで発声し、感覚を掴んでいきましょう。
この練習を繰り返すことで喉が開く感覚がとてもわかりやすくなります。
その感覚のまま高いキーの歌を歌えば、高音がきれいな歌声が出せるようになるでしょう。
割り箸を用いた練習法はこちらの記事「割りばしで音痴を克服する方法」でもより詳しく解説しておりますので、ぜひご参考ください。
高音を出すための練習③:リラックスして歌う
高音が出ない理由として、力が入り過ぎているために声が出ていないということをご説明しました。
これを解消するためには、リラックスして歌う練習をしましょう。
しかし、リラックスして歌おうと思っても高音になると力が入ってしまいますよね。
そこでおすすめしたいのは「肩の力を抜く」「ため息をつく」「笑顔を作る」「マイクを軽くもつ」「目を閉じない」とポイントをおさえて意識することです。
カラオケで歌う前に、この5つを意識して歌ってみましょう。
肩の力を抜く
高音になると肩に力が入ってしまう肩は多いでしょう。
のびやかな高音を出すためには腹式呼吸で発声する必要がありますが、肩に力が入ると胸式呼吸になってしまいます。
高音部分を歌う時には、特に肩の力を抜くように意識してください。
歌う前には肩をグルグル回して筋肉をほぐしておくと良いですね。
肩をギューッと上に上げて、次にストンと落とすという方法も効果的です。
さらに、高音部分に差し掛かったら、肩をストンと落としてリラックスさせると良いでしょう。
ため息をつく
歌う前にため息をつくことでリラックス状態を作りやすくなります。
ほっとした時につく「ほっ」とというため息ですね。
小さいため息ではなく、たっぷり息を吸ってから、肩をガクっと落とすように「ほっ」とため息をつくと効果的です。
間奏などでも、この「ほっ」をすることでリラックス状態になれるのでおすすめですよ。
ただし、あまりため息をつくと印象が悪くなってしまうので、さりげなく行ってくださいね。
笑顔を作る
歌う前に、笑顔の状態を歌ってから歌いだすことも効果的です。
口角を上げて笑顔の状態で歌うと、顔の筋肉はリラックスした状態になります。
喉が開きやすくなり高音をスムーズに出せるようになるでしょう。
笑顔になることで気持ちもリラックスして歌えるメリットもありますね。
自宅で練習する時には、鏡を見ながら笑顔で歌えているかチェックすると良いでしょう。
マイクを軽く持つ
高音になるとマイクを握りしめて歌う方も多いと思います。
マイクを強く持ってしまうと全身に力が入ってしまいます。喉にも肩にも力が入るので、結果的に高音が出にくくなってしまうでしょう。
マイクを軽く持ち、全身の力を抜いてリラックス状態を作ることを意識してくださいね。
目を閉じない
高音部分になると、無意識のうちにギュッと目をつむる方も多いでしょう。
目を閉じると体に力が入りやすくなります。
目をつむる癖がある人は、目をしっかり開いて高音を出すことを意識すると良いですね。
このように、カラオケで歌う前は「肩の力を抜く」→「ため息をつく」→「笑顔を作る」→「マイクを軽く持つ」という一連の動作をしてから歌い始めてみましょう。
これによりリラックスした状態で歌い始めることができます。
さらに高音部分に差し掛かった時にもこのような動作をしてみましょう。
「目を閉じない」という意識も忘れないでくださいね。
リラックスした状態で高音を出すことができれば、喉が閉まったり胸式呼吸になりくいので、スムーズに高音が出るようになります。
高音を出すための練習④:高音を出すイメージする
高音が出ない要因として、高音が難しいというイメージがあります。
ネガティブなイメージがあると喉が閉まったり力が入ってしまい本来出るはずの高音も出ないでしょう。
これを解消するためには、高音を出すイメージを膨らませることが大事です。
そのイメージとは「高音が頭を突き抜けるイメージ」「高音は無理をしなくても出せるというイメージ」です。
詳しくご説明しますね。
高音が頭を突き抜けるイメージを持つ
高音が出ないというイメージがあると、つい自信がなくなりうつむきがちになりますが、そうするとますます高音は響きません。
高音を出すためには、堂々と立ち、頭を突き抜けるイメージを持って歌うことが効果的です。
口の前に声を出すのではなく、頭の後ろから頭の先に出ていくようなイメージで歌ってみてください。
これにより、鼻と頭の間の空間で声を響かせる感覚が掴みやすくなり、響きのある高音が出せるようになるでしょう。
高音は無理をしなくても出せるというイメージを持つ
最後にご紹介する方法は、高音は無理をしなくても出せるというイメージを持つことです。
「高音は難しい、高音は出せない」と思うと高音になり力が入ったり、小さな声になってしまうでしょう。
反対に簡単に出せるとイメージするだけで、意外とすぐに簡単にスッと声が抜けることがあります。
一度この感覚を掴んでいただくと自信に繋がるのでおすすめの方法です。
このようなイメージを持つことで、今までとは違った高音の出し方ができるようになるでしょう。
イメージトレーニングは、カラオケボックスではなく自宅で歌っている時にもできますので、ぜひ試してみてくださいね。
本気でカラオケが上手くなりたい人必見
カラオケが下手で悩んでいいませんか?実は大勢の人が失敗した経験を持っています。カラオケは趣味に留まらず仕事やコミニュケーションで活躍するスキルの一つですよね。
少しでも上手になるにはミュージックスクールは有効で最短で効果を出す有力は方法。ただ今では多くのスクールが有り何処で学べば良いか迷う事でしょう。
当サイトで厳選したすすめのスクールを紹介していますのでご参照ください[下記記事より]
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歌が上手くなる方法は高音練習にある!すぐにできる出し方をマスターしてきれいな歌声を目指そう
今回は、歌が上手くなるために欠かせない「高音練習」について解説してきました。
高音に苦手意識があるために、なかなかカラオケできれいな歌声にならないという方は多いでしょう。
今回は、高音が出ない理由から、高音を出すための練習法をご紹介してきました。
「声を出す練習をする」「喉を開く練習をする」「リラックスして歌う」「高音を出すイメージをする」という4つの練習が効果的です。
カラオケボックスでも自宅でもすぐに気軽にできる練習法なのでぜひ試してみてくださいね。
このような練習をすることで高音の出し方が掴めるようになり、きれいな歌声を披露できるようになるでしょう。